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大企業の大型店が激しく競争している中、街の小さな商店はどうしたら生き残ることができるでしょうか。また、よりよい社会を目指す小さな 非営利組織はいかに企業行動を変えさせることができるでしょうか。さらに、街の商店や非営利組織などの小さな組織の奮闘によって彼らが成功すると、それは市場や産業にどのような変化をもたらすでしょうか。時に、思いもよらない変化が起こることがあります。小さな組織がどうにか成功する、それが思いもよらない市場変化につながるといった現象は、「不思議」な現象です。そうした現象について、「なぜ・いかにそれが起こったのか」を解き明かす研究をしています。具体的には近年、日本の靴産業を対象に研究を重ねています。

早稲田大学商学部在学中に米国ウィスコンシン州に交換留学。セコム株式会社を経て一橋大学大学院商学研究科で博士（商学）を取得。複数大学での研究・教育を経て2020年より昭和女子大学に着任。専門は経営組織論・経営戦略論。主要論文は“The developmental h istory ofthe insole market in Japan”、「社会活動団体の戦略修正と市場創造」、「なぜ選んだ靴で足を痛めるのか」ほか。研究成果の国内外への発信に努める。2015年度優秀教員（就実大学）。