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interview
食品の衛生管理や品質保持について
村松 朱喜
健康デザイン学科
准教授

掲載日:2023.4.1
2024年度大学案内より
科学_村松先生
【持続可能な食品提供のあり方を地球規模で考え、
食品中の微生物制御に取り組む】
食品はおいしく食べて人々の健康を維持増進していくものですが、そのためには品質が良く安全でなければいけません。フードロスなどの深刻な課題を抱えた今、食品の品質保持をどう実現していくのかを考えることはとても重要なことです。食品の腐敗につながる微生物が増えるのを防ぐ方法として、ハードルテクノロジーに着目しています。微生物が生きている環境の中でストレス(高温や低pHなど)となるものが複数あると、増えることができなくなるというのが原理です。また電気を用いたり、圧力を変化させることによってどのような殺菌効果があるのかを明らかにし、食品の美味しさを損なわず腐敗を防ぐ方法を追求しています。予測微生物学を活用した微生物の増殖や死滅のシミュレーションにも取り組んでいます。
【PROFILE】
東京農業大学大学院博士課程修了後、同大学勤務、ベンチャー企業勤務を経て2017年より昭和女子大学に着任した。主に食品の品質管理や衛生に関する研究に従事。食品加工および調理における特性や発酵食品に関する研究にも興味をもつ。著書は食品衛生学(岸本満 編著)、直近はカンボジアでの食品衛生に関する論文を執筆。日本食品保蔵科学会、日本食品微生物学会、美味技術学会、International Association for Food Protectionなどに所属。
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