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interview
戦後の小説と、マンガ、アニメーションなどの
サブカルチャー研究
山田 夏樹
日本語日本文学科
専任講師

掲載日:2022.05
2023年大学案内より
山田先生ヨコ
小説では三島由紀夫、北杜夫、村上春樹、マンガでは藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄、石ノ森章 太郎、アニメでは「機動戦士ガンダム」などで著名な富野由悠季の作品を主に研究してきました。これらの作品の、戦後の問題性をするどく浮き彫りにする点について注目してきました。また現在、作品の受け取り方や、いわゆる消費環境が急速に変化しています。そうした状況で物語を読む行為がどのように変化しているのかということについても、研究を進めています。
ゼミでは、精読の方法を学びます。扱う作品は、興味のあるもの、好きなものを論じるべきと伝えてい るため、ゼミ生によって毎年変わります。ただし、〈好き〉なだけでは〈論〉になりません。研究とし て意義のあるものとするにはどうすればいいのか、試行錯誤しながら学びを進めています。
【PROFILE】
東京学芸大学教育学部中学校教員養成課程国語専攻卒 業後、同大学院教育学研究科修士課程国語教育専攻修了、立教大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後
期課程単位取得退学。博士(文学)。法政大学文学部助教などを経て、2017年より昭和女子大学人間文化学部日本語日本文学科専任講師として着任。2018年より近代文化研究所所員。
著書に『ロボットと〈日本〉』、『石ノ森章太郎論』、『「ドヤ街」から読む「あしたのジョー」』、論文に「三島由紀夫「橋づくし」の批評性」など。