人間文化学部
Faculty of Humanities and Culture

豊かな人間性を育み、
社会で活躍できる
実力を身につける
人工知能の技術が進化し続ける現代では、人間とは何かを追究する視点がこれまで以上に求められます。人間の営みをことば、文学、歴史、文化の面から探究し、豊かな人間性と幅広い視野、柔軟な思考力を養い、人文学の知見をもって、社会に貢献できる人を育てます。
Features

Features
Academic field
キーワードで知る、2 学科の学問領域
Academic field
キーワードで知る、2 学科の学問領域
「ことば」をつむぐ、世界が変わる
- ことばと文学
- 思考力と表現力
- デジタルとアナログ
- 情報を扱う力、多文化
手で考え、足で見る。
- 歴史と文化
- 実習とフィールドワーク
- MLA連携の実現
Pickup
隣の言葉と、昔の言葉と。
言葉をつなぎ、人と、未来とつながっていく
日本語日本文学科 須永 哲矢 教授
【ことばとことばをつなぐ研究】
言葉に関わる研究で大切にしているのは「つながり」。…と言ってもわかりにくいので、いくつか例を。「言葉」を、「口」で、「語る」。コト、クチ、カタ。すべて「k - t - 」と子音の枠が共通しています。今では別の3つの言葉、かつてはつながっていたことが感じられます。そんな言葉同士につながりを見つけていく、それは古代生物を発掘するようなロマンがあります。語りすぎると止まらなくなるんですが…、この「語りすぎ」、「語る」に「過ぎる」がつながっています。一昔前は、「過ぎる」がつながるのは動詞や形容詞が中心だったはずですが、近年「天使過ぎる」のように名詞にもつながるようになってきています。こんなつながりを考えるのが「文法」。文法は決して、覚えなければいけない、カタいものではないんです。今の姿を見つめて、自分で考えていく楽しさがあります。そうやってつないだ言葉はその先、人と人をつないでいく。そしたら今度は、どう言葉をつないだら、人に伝わりやすくなるか。つながりのなかで、考えることは尽きません。
【ことばとことばをつなぐ研究】
言葉に関わる研究で大切にしているのは「つながり」。…と言ってもわかりにくいので、いくつか例を。「言葉」を、「口」で、「語る」。コト、クチ、カタ。すべて「k - t - 」と子音の枠が共通しています。今では別の3つの言葉、かつてはつながっていたことが感じられます。そんな言葉同士につながりを見つけていく、それは古代生物を発掘するようなロマンがあります。語りすぎると止まらなくなるんですが…、この「語りすぎ」、「語る」に「過ぎる」がつながっています。一昔前は、「過ぎる」がつながるのは動詞や形容詞が中心だったはずですが、近年「天使過ぎる」のように名詞にもつながるようになってきています。こんなつながりを考えるのが「文法」。文法は決して、覚えなければいけない、カタいものではないんです。今の姿を見つめて、自分で考えていく楽しさがあります。そうやってつないだ言葉はその先、人と人をつないでいく。そしたら今度は、どう言葉をつないだら、人に伝わりやすくなるか。つながりのなかで、考えることは尽きません。
