歴史文化学科Q&A

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歴史文化学科ではどのようなことを学べますか?
歴史文化学科は、歴史(日本史、東洋史、西洋史、地理)と文化(美術、民俗、考古、文化財)の2分野からなり、分野を横断して学ぶ体系的なカリキュラムを通じて、高度な専門性と幅広い教養を身に付けることが出来ます。人間社会に蓄積された知恵や文化を学ぶことを通して、考える力も育成していきます。
学科の特徴(魅力)を教えてください
「手で考え、足で見る」をキーワードに、歴史文化学科は実習系科目(アクティブ・ラーニング型授業)を重視しています。学問分野に応じ、海外演習、発掘調査、民俗調査、古文書解読などの実習系科目を豊富に用意しており、国内外での実践を通して、歴史や文化に関わる課題を発見する力や、課題を解き明かす研究手法を身に付けることが出来ます。
学科のカリキュラムについて教えてください
日本や世界の歴史と文化を学ぶうえで、1・2年次には概論や基礎調査法の授業を通して、学問的基礎や研究上の方法論をしっかりと身に付けます。2・3年次には各人の興味関心に沿ったより高度な専門科目を履修していきます。3・4年次には少人数制の演習(ゼミ)を履修し歴史文化学科での学びの集大成として、卒業論文の執筆に取り組みます。歴史・文化を横断的に学びながら専門研究を深め、資格取得も目指せる充実した学科カリキュラムとなっています。
どのような資格を取得出来ますか?
学芸員、高等学校教諭一種(地理・歴史)、中学校教諭一種(社会)、図書館司書・司書教諭、考古調査士(2級)、文書情報管理士などの資格を取得することが出来ます。また、2022年度からアーキビスト養成にむけた科目を設置し、昭和女子大学認定アーキビスト(2級)が取得可能となり、時代に即応する人物育成を目指しています。
学外活動や社会との連携にはどのようなものがありますか?
学外活動や社会との連携は主に「プロジェクト」として実施されています。歴史文化学科の教員が実施しているものとして「戦後史資料を後世に伝えるプロジェクト」、「中屋敷遺跡発掘調査」などがあります。2020年度からは、TUJアート学科の学生と協働し、世田谷美術館を中心にアートを通じた地域社会との関係構築を実践的に学ぶプロジェクト科目である「コミュニティアート」が歴史文化学科に新設されました。
海外で勉強する機会はありますか?
歴史文化学科では、異文化への理解やコミュニケーションスキルを高めることも重視しており、長期や短期留学ならびに海外演習の機会を豊富に提供しています。具体的には、米国ボストンにあるサテライトキャンパスである昭和ボストンへの15週間留学やサマープログラム、日本文化プログラム、中国や韓国などの協定校への交換認定留学があります。そのほか、歴史文化学科の教員引率のもとヨーロッパの協定校で授業を受け、多くの歴史遺産や芸術に触れる「ヨーロッパ歴史文化演習」などがあります。
ゼミではどのようなことを学ぶことが出来ますか?
3年次からのゼミ(演習の授業)では、歴史学(日本史、東洋史、西洋史)、地理学、美術史(日本、西洋)、民俗学、考古学、文化財学の専門領域のなかから、各人が関心興味を持った領域をより深く学ぶことになります。ゼミを通して、これまで学んできたことをベースとしてそれぞれが研究テーマを設定し、指導教員の指導を受けながら卒業論文の完成に向け自分と向き合い、また同級生との議論などを通してお互いに学びを深めていきます。
入試に向けて、どのような勉強をする必要がありますか?
歴史文化学科では、総合型選抜、公募制推薦、A日程、B日程、3月期、共通テスト(I期・Ⅱ期)による入学試験及び指定校推薦、光葉同窓会推薦、附属校推薦、外国人留学生入学試験を実施しています。それぞれ条件や選考方法が異なりますので、入学試験要項をよく読んだうえで、筆記試験や面接、課題などの勉強・準備を進めてください。
どのような学生が歴史文化学科に向いていますか?(期待する学生像)
昭和女子大学の教育目標を理解し、日本や世界の歴史と文化を意欲的に学ぼうとする強い意志がある学生、そして、粘り強さと行動力を備え、文献や資料、フィールドワークを通じて得た知識と経験を社会に発信し、還元することを惜しまない学生が入学することを期待しています。本を読んだり文章を書いたりすることが好きな人が歴史文化学科に向いています。
主な就職先、進路について教えてください。
歴史や文化を学ぶ過程で得た知見や情報分析力を生かし、歴史文化学科の卒業生はサービス業や情報通信業、不動産業、流通業など様々な分野で活躍しています。近年ではシステムエンジニアの人気が高く、就職先に選ぶ学生が多くいます。一方で、歴史や文化に関する専門的な学びを生かし、公務員や教員、学芸員、司書などの専門職に就く卒業生も毎年おり、研究をさらに深めることを目的に大学院に進学する人もいます。
※詳細は歴史文化学科のページの「キャリア実績」就職・進学をご覧ください。
就職活動に対して学科からどのようなサポートがありますか?
歴史文化学科では、1年次より様々なかたちでキャリア教育が行われています。具体的には、学科の授業「歴史文化と社会」や宿泊研修である学寮、学科主催の講座、クラス制度やゼミなどです。これらを通して、働くことについて考える機会を設けたり、卒業生などから直接話を聞く場を用意しており、学科での専門の学びを踏まえた上で進路を考える内容となっています。学生の皆さんが自分の強みを生かし、夢を実現できる就職先や進学先をみつけることが出来るよう、学科として積極的にサポートしています。