食安全マネジメント学科Q&A

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学科の特徴を教えてください
食安全マネジメント学科は食のサイエンスと食のビジネスの双方を学べる学科です。食にフォーカスを当てた文理横断型のユニークな学科です。卒業後の進路としては食品メーカー、商社、卸、物流会社、コンビニ・スーパーなどの小売、オンラインビジネス、外食産業など多岐に亘る業種・企業や行政機関も視野に入れることができます。職種としては品質管理・製品企画開発・マーケティング・営業等、こちらも幅広い選択肢があります。
学科のカリキュラムについて教えてください
1年生必修科目には化学、生物学、微生物学、食品化学、栄養学、経済学、経営学、統計情報処理演習などがあります。選択科目には数学、地域経済、国際経済もあります。
2年生必修科目には食品安全学、食品加工学、応用栄養学、生理学、生化学などがあります。
サイエンス・ビジネス双方の選択科目が充実しています。興味ある領域の科目を選択しながら、進路について考えることができます。
理系科目が多いようですが文系でもついていけるでしょうか
学科在学生の半数が文系受験の学生です。とは言え、生物・化学・数学の基礎力がついているとスムーズなスタートが切れます。1年生必修の化学と生物は基礎から教えます。実験と並行しながら進めますので実体験と結びつけたより深い理解が得られます。理系科目が苦手な人でも高校の基礎を復習しながら教員に積極的に質問する中で実力を付ける人が多いです。
就職先・進路について教えてください
食品メーカー、商社、卸、物流会社、コンビニ・スーパーなどの小売、外食産業など多岐にわたる業種・企業や行政機関への就職を視野に入れることができます。職種については、品質管理・製品企画開発・マーケティング・営業など、幅広い選択肢があります。
取得できる資格について教えてください
学科の必修科目を履修することで卒業時には1)食品衛生監視員(国家資格、任用資格)と2)食品衛生管理者(国家資格、任用資格)が取得できます。また学科の必修科目に加えて選択科目であるHACCP管理論を履修することで3)HACCP管理者(民間資格)が取得できます。
更に、学科として、4)薬剤師でなくても一般用医薬品(第2類・第3類)の販売ができる登録販売者(国家資格)、5)多くの日本企業が戦略的重要性を認識している知的財産保護管理に関し、専門的知識を有する知的財産管理技能士(国家資格)、6)食品表示診断士 (食品表示検定,民間資格)の3つの資格取得も推奨しており、資格に関連した授業も設けております。4)~6)に関しては合格者に対して一定程度の受験料補助を行っています。
学科の規模や授業形態について教えてください
食安全マネジメント学科は定員80名の学科です。1学年が2クラスに分けられ、クラスアドバイザーがつきます。クラス単位で行われる授業も多いので、友達がつくりやすい環境を提供しています。困った時にはクラスアドバイザーに相談ができます。選択科目では少人数で演習・ディスカッションを含めた授業も多数揃えています。
総合型選抜、推薦入試を含めて入試の選択肢について教えてください
入試形態は総合型選抜・公募制推薦・光葉同窓会推薦と一般入試(A日程・B日程・3月期・共通テスト利用型)に分けられます。詳細は入試要項をご参照ください。
留学はできますか
必須ではありませんが、奨励しています。食安全マネジメント学科は留学時期を選べる自由度が高いです。「昭和ボストン」ではバイリンガルスタッフや看護師が常駐し、英語に自信がない人でも安心して留学できます。ボストン・サマーセッションではフードに関する選択科目もあり、企業見学や専門家のレクチャーなど、旅行では味わえない経験ができます。2023年度のボストン・サマーセッションおよび春期・秋期のボストン留学には、当学科から計14名が参加しています。
春休みには、パリでフランス料理を学ぶ「ヨーロッパ・ガストロノミー研修」もあります。
健康デザイン学科、管理栄養学科との違いについて教えてください
3学科とも人の食と健康に関わる事を学ぶという共通点があります。食安全マネジメント学科は食品安全・品質管理、企画開発・マーケティング等、企業経営の実際に関わる多方面の学びを実験実習・演習と並行しながら実践的に積み上げます。卒業後の進路としては食品業界に入って活躍する事が期待されています。管理栄養学科は管理栄養士の国家資格取得を目指し、健康デザイン学科は栄養士資格の取得に加えて運動と健康の関係などついて学びます。
学科の科目以外の教養科目も取れますか
もちろん取ることができます。昭和女子大学では教養科目を豊富に用意しています。学科の学びに関連するテーマの講演を聴く機会として特殊研究講座があります。また、キャンパス内の講堂では、有名なオーケストラによる演奏や国内外で活躍される文化人・著名人の講演を聴く機会もあります。
入試に向けてどのような勉強をすれば良いでしょうか
総合型選抜・公募制推薦・光葉同窓会推薦入試に関しては食や食品業界に対する興味を持ち、お店で食品の表示・保管方法・陳列場所を観察し考察する力をつけましょう。また、業界でなにが起こっているかを信頼できるメディア等で定期的にチェックし、食品関連トピックに関して根拠を示しながら自分の意見を述べる事ができるようにしておくと良いでしょう。高校の生物基礎や化学基礎の復習も効果的です。
一般入試に関しては、自分が選択する科目について、高校で学ぶ基礎的事項を徹底的に修得するのが効果的です。
入学後に向けてどのような学習をしておくべきでしょうか
学科でスムーズなスタートを切るためには生物・化学の基礎力をつけておいたほうが良いでしょう。生物学と化学は1年生の必修基礎科目となっていますが、高校の復習から入りますので文系の人も安心して学べるように配慮しています。数学も基礎の数学が1年生前期にあります。こちらも数学I・A、II・Bをしっかり勉強しておくと心強いです。