管理栄養学科Q&A

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昭和女子大学の管理栄養学科の魅力を教えてください
本学の管理栄養学科の魅力は、(1)学科独自の就職支援、(2)充実した国家試験対策、(3)各種留学プログラム、(4)教員の手厚いサポートなどがあげられます。大学全体で行っているキャリアサポートのみならず、学科独自の就職支援も行っています。その結果、就職率の高さのみならず、近年、公務員や大学病院・国立病院機構などの管理栄養士、食品メーカーや食品卸など優良企業に就職をする学生が増えています。また、充実した国家試験対策のカリキュラムで、高い国家試験の合格率を維持しています。さらに、多くの学生が昭和ボストンやヨーロッパでの留学や研修などのプログラムに参加して国際性を養っています。学生生活の細かい相談事や進路相談まで、クラスアドバイザーやゼミの担当教員などが手厚くサポートも行っています。
管理栄養士と栄養士はどこが違うのですか?
栄養士は、栄養に関する知識を持ち、学校、保育園、事業所などさまざまな給食施設で献立作成など給食管理を行う専門家です。栄養士の資格は専門学校や短期大学(教育年限2・3年)でも取得できます。一方、管理栄養士は病院や保健所などで療養や健康の保持増進のための栄養指導や、特別な配慮を必要とする給食管理、栄養管理を行うため、より高度な専門知識が要求されます。本学科のような教育年限4年の管理栄養士養成校を卒業して国家試験に合格するか、栄養士資格を取得して実務経験を経た後に国家試験に合格して取得できる資格です。管理栄養士の資格は、医師・歯科医師・看護師・保健師などと同じ厚生労働省管轄の国家資格です。
健康デザイン学科、食安全マネジメント学科との違いについて教えてください
卒業時に管理栄養士の国家試験受験資格が得られるかどうか、というところが一番大きな違いです。卒業に必要な必修科目の単位を取得し、卒業の3月に管理栄養士国家試験を受験して合格をすれば、国家資格である管理栄養士資格も得られることになります。
総合型選抜、公募推薦入学試験に向けて、どのような学習をしておくべきでしょうか?
管理栄養士資格を取得する強い向上心と向学心が十分備わっているかを適性テスト(筆記試験)や面接で評価します。専門に必要な「化学基礎」「生物基礎」の総復習を行うことはもちろんですが、食、栄養、健康の社会問題や最新トピックなどに関心を持ち、問題解決のために栄養専門家ができることを考察したり、最新トピックの背景を調べたりして自分の考えを語れるようにしましょう。
高校で履修した方が良い科目を教えてください。また、文系でもついていけますか?
「化学基礎」、「生物基礎」に加えて最低限でも「化学」か「生物」のどちらかを高校生のうちに学んでおいた方が、入学後に無理なく講義・実習についていけると思います。「化学」と「生物」を履修してきていない学生は、大学1年次の化学、化学実験、生物学、生物学実験などの科目履修を通して、必要な知識を身につけていく機会があるので、ここでしっかり学習をすれば大丈夫です。毎年、文系から入学する学生がいますが、皆さんしっかり勉強をして国家試験に合格をしています。
卒業後の進路や就職先について教えてください
近年は公務員として学校栄養士や病院、大学付属病院や国立病院機構の管理栄養士、食品メーカーや食品卸など優良企業の総合職で就職をする学生が増えています。その他、委託給食会社や保育園などの他、大学院に進学する学生もいます。4年間で身につけた専門知識や技術が最大限活かせる進路を、学科独自の就職支援プログラムでサポートしています。
学科で取得できる資格について教えてください
卒業に必要な必修科目の単位修得で「栄養士」および「管理栄養士国家試験受験資格」が得られます。さらに各資格に必要な単位修得をすると「栄養教諭1種」資格や「食品衛生管理者」、「食品衛生監視員」の任用資格も取得できます。「サプリメントアドバイザー」資格は例年多くの学生が在学中に受験し取得しています。あまり取得する学生はいませんが、「図書館司書」、「社会福祉主事(任用資格)」も取得できます。
スポーツ栄養士に興味があるのですが、どうしたらなれますか?
公認スポーツ栄養士になるには、まず管理栄養士の国家試験に合格して管理栄養士になる必要があります。さらに、スポーツ栄養指導の経験を積みながら、スポーツ栄養士養成講座を受講し、検定試験に合格した者が公認スポーツ栄養士の資格を取得できます。まずは、本学科のような管理栄養士養成校にて学び、管理栄養士資格を取得することが近道となります。
留学はできますか?
管理栄養学科の多くの学生が在学中に海外留学や海外研修に参加しています。海外研修プログラムとしては、昭和ボストンで実施される3週間の夏期短期留学や、アメリカ栄養士研修、ヨーロッパ研修、イタリア食文化研修などがあります(一部のプログラムは現在休止中)。また、希望者は3年次後期に昭和ボストンへ15週間の留学ができるようになりました。本学では15週間留学しても4年間で管理栄養士国家試験の受験資格を取得して、卒業することが可能です。
国家試験対策について教えてください
3年次後期から本格的な国家試験(国試)対策講義が始まります。さらに4年次になると、専門分野ごとの対策講義も始まり、定期的に模擬試験を実施し、その結果から苦手な科目や単元を分析し、完全に理解できるまで対策講義や集中講義(夏季集中講座、直前対策講座)、国試合宿などで対応をしています。また、e-ラーニング(スマホなどでいつでもどこでも国試過去問題に挑戦できる自己学習システム)を利用し、スキマ時間を上手に使って着実に学ぶことができようにしています。
病院や保健所での臨地実習とはどのようなものですか?
学内で学んだ理論とスキルを、病院や保健所などの現場(学外)において実際の仕事内容を観て、考え、技術を修得していく実習です。本学科では、専門科目の集大成として重要な実習と位置付け、2年次後期から臨地実習に行くための講義が始まります。実際には3年次の夏休みから春休みにかけて、保健所1週間と病院3週間の臨地実習に行くことになります。
卒業研究やゼミについて教えてください
大学における学修活動において、卒業研究活動は最も重要な活動の一つと位置付けています。管理栄養学科では、3年次からゼミ(研究室)に所属して研究活動を行います。4年次の秋には卒業論文の提出と発表会が行われます。ゼミでの研究活動を通じて、友人や担当教員との親交が深まり、この関係は卒業後も続きます。ゼミ単位での卒業生・在学生・教員のつながりは深く、ゼミ活動は学生活をより一層豊かにしてくれます。
実験実習、レポートや課題が多くて大変でしょうか?
管理栄養学科では専門科目の実験・実習が多く、文系の学生に比べると大変忙しい生活になります(これはどこの管理栄養士養成校でも同じです)。また、講義・実習のレポートや課題もありますので、専門科目が多い2年次後期から3年次前期は大変忙しくなります。しかし、実験実習は少人数の班で行うため班員同士が仲良くなり、教員も丁寧に教えているので楽しく実験・実習を行っています。
授業とアルバイト・サークル活動との両立は可能でしょうか?
管理栄養学科の学生はカリキュラム上、講義や実験・実習でたいへん忙しいですが、学業とアルバイトやサークル活動との両立は可能です。多くの学生がアルバイトを行っており、中にはサークル活動も行い、学業との両立を上手に行っている人もいます。レポートや課題提出などをしっかり自己管理して、忙しい日々をマネジメントする力もついてくると思います。
社会連携プロジェクトに参加できますか?
食健康科学部3学科で行っている「輝け☆健康「美」」プロジェクトをはじめ、食品メーカーとの共同プロジェクトなど、関心のある学内の多くのプロジェクトに参加できます。