福祉社会学科Q&A

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福祉社会学科で取得できる資格について教えてください
国家資格については、社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験の受験資格と、保育士の資格取得を目指すことができます。社会福祉士・精神保健福祉士の2資格は受験資格取得後、国家試験に合格することで資格を取得できます。保育士は、資格に必要な単位を修めると卒業と同時に取得することができます。この他にも、希望者は社会福祉主事の資格を取得することができます。
希望者は必ず資格(受験資格)を取得することができますか?
入学後に学生全員から取得を希望する資格について聞き取りをします。社会福祉士は80名、保育士は60名、精神保健福祉士は20名の定員があります。全員が資格(受験資格)を取得できるわけではありません。各資格の定員を超える資格取得希望者がいた場合は選抜を行います。資格(受験資格)取得には資格毎に履修要件や実習要件が設けられており、要件を満たせなかった場合、資格を取得することはできません。1年次からの成績要件が重要になりますので履修科目の単位取得、要件以上の成績を収めるよう頑張ってください。
資格取得をめざしながら、アルバイトやサークル活動はできますか。
多くの学生が、資格取得をめざしながら、アルバイトやサークル活動を両立させています。ただし、アルバイトに時間を多く取られてしまい、学修が疎かになり結果的に資格を諦めるケースも残念ながら見受けられます。また実習中は、原則としてこれらの活動は認められません。就職活動や国家試験対策などとあわせ、4年間をどのように過ごすのか考えながら、実行可能な無理のない履修計画や時間割をつくり、計画的に大学生活を送るように努めてください。
学科が行っている留学制度や参加資格について教えてください。
学科の専門の学びに関連する留学制度には、デンマークのコペンハーゲンにあるUCC(University College Copenhagen)との交換留学制度があります。福祉国家と言われるデンマークの福祉・保育職の養成大学にて勉強できるだけでなく、現地の福祉・保育関連施設で実習をすることができるメニューもあります。交換留学には、英語能力スコアと成績の条件があります。詳細は本学国際交流センター(CIE)にお問い合わせください。また、留学制度ではありませんが、学科ではデンマークやフィンランドなどの福祉・保育・医療関連施設を訪問しながら10日間前後デンマークやフィンランドなどを旅行する「北欧福祉研修」を実施しています。こちらは学科教員と通訳が引率するため、学科の学生であれば誰でも参加できます。なお、新型コロナウイルス感染拡大状況によって実施できないことがあります。
卒業生は、どのようなところに就職するのですか。
福祉関連施設・機関の場合は、病院(精神科含む)、保育所、社会福祉法人(社会福祉協議会、高齢者施設、障害者施設、児童福祉施設等)です。また最近は、公務員(一般行政職、福祉職、保育職)試験に合格し、地域の行政や児童相談所・福祉事務所・公立保育所・子ども家庭支援センターなどで活躍する卒業生も増えてきています。特に、福祉職(公務員)の専門試験の内容は、社会福祉士に出題される内容と重複する部分が多いため、社会福祉士の勉強が役立ちます。そのほか、資格を取得して、福祉系の企業や一般の企業に就職し、本学科で学んだ福祉・保健医療・保育の知識や福祉マインドを活かしている卒業生もいます。
国家試験対策はどのようなことを行っていますか。
3・4年次の科目として国試対策を行う科目を配置しています。また、模擬試験の実施やエクステンション講座の活用、国試対策担当教員及びゼミ教員による個別指導や面談などを行っています。さらに、合格者の話を聞く会の開催、集中講座、直前講座の開催など、学生の希望や学習到達目標を確認しながら、きめ細やかにサポートし合格をめざしています。
ボランティアをしたことがないのですが、入学後に困ることはありませんか。
学科の科目履修で、ボランティア経験を要件とするものはありません。大学入学後に、はじめてボランティアを行ったという学生も多くいますので安心してください。また本学科には「ソーシャルワークプロジェクト」という必修科目があり、個人やグループで夏休みにボランティア活動を行います。福祉にかかわる分野は非常に幅広く、かつ、対人援助においてコミュニケーション能力は必須であるため、本学科では学生が地域のなかで主体的に学ぶ機会を大事にしています。