自分の「教養」をつくる

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“知識/理論”と“スキル”の組み合わせで
自分の「教養」をつくっていく 
現代教養学科の科目やプロジェクトは、「社会課題」を入口に社会科学に対する専門性を深める知識や理論の学習と、現代社会の中で、他者に貢献しつつ自らの道を切り拓くための「コンピテンシースキル」の修得という2つの方向性を持っています。学生たちは、その2つの観点を組み合わせながら、自らの興味や適性に沿って学び、自分の「教養」を作り上げていきます。

コンピテンシースキル

表現と伝達
ことばで、メディアで、思いを伝える


日常生活の中で触れないことはない日本語や情報技術を改めて学び直し、自信をもって扱えるスキルを身につけ、未来を切り拓くための武器にしていきます。
分析と理解
本質を見抜く目を育てる


複雑化する現代社会を見据えるために社会調査の方法論やデータの分析法を学び、論理的な思考と合理的な判断をするための理論とスキルを学習します。
実践と協働
1+1を無限大にする力を身につける


大学で学んだことを実践していくためには、他者を理解し、思いを伝え、協働していくことが不可欠です。ここでは、その手法を学びつつ実践の中で鍛えます。

社会課題

社会構想

現代社会への理解を深め、展望のある未来をめざす
グローバル化、地球温暖化、高度情報化、少子高齢化、都市集中化が進む現代社会において、人間同士の距離、生活様式の変化と将来への不安が増すのに伴い、地域・家族・仕事・環境・教育および個人の在り方の再考が強く求められています。「私」はどう生きるべきか、他者とどのように共生していけるか、持続可能な未来をいかに形成できるのかを構想する力を身につけます。
コンピテンシースキル:表現と伝達
【授業】地域社会のデザイン
――― 社会をデザインする
大学周辺にある2つの施設、世田谷公園と太子堂区民センターを対象に、現地調査を行った上で、地域住民にもっと活用してもらうためのアイデアを考えていきます。より具体的かつ実現可能性のある内容を作り込むために、両施設の運営管理を手がける世田谷サービス公社にも協力・監修をお願いしています。
現教_地域社会のデザイン


コンピテンシースキル:分析と理解
【授業】「社会調査士」資格
――― 社会をとらえる
社会調査士とは、社会調査の専門知識やスキルを用いて、世論や市場動向、社会現象などを科学的に捉える能力を有した「調査の専門家」です。現代教養学科では、この資格を取得するために、アンケート質問紙調査・インタビュー調査・分析のための統計分析といった一連の手法を、基礎から学びます。
現教_9-1-2230113


コンピテンシースキル:実践と協働
【PJ】三茶水かけ祭り
――― 社会と向き合う
いざという時の防災対応について地域の方に楽しく遊びながら知ってもらうためのイベントを開催しています。会場となる公園に給水ステーションがあることを周知し、給水施設の使用法や消火器の使い方を体験できる内容として消防団や地域の方と企画・運営。防災や地域との連携について考える機会と場づくりを心がけています。
現教_三茶水かけ祭

メディア創造

メディアを知り、メディアを活かす
現代社会におけるメディアは、遠く離れた地域の情報を瞬時に伝え、人と人との新たなネットワークを生み出し、社会のグローバル化・ローカル化を同時に促進しながら新たな文化を育む働きを持っています。「メディア創造」領域では、私たちの生活に広く深くかかわっているメディアの役割や意義について学びます。さらにメディアの情報を識別する力、分析する力、発信する力といったICTリテラシーもスキル科目と連携しつつ身につけます。
コンピテンシースキル:表現と伝達
【授業】ICTリテラシー科目群
――― メディアで表現する
  • ICTリテラシー IIa(デザイン)
  • ICTリテラシー IIb(情報発信)
  • ICTリテラシー IIIa(映像編集)
  • ICTリテラシー IIIb(プログラミング)

多彩な科目を用意しています。プログラミングを活用したデータサイエンスも学びます。
表現 データサイエンス プログラミング 情報発信 映像編集 デザイン 応用 基礎 ICTリテラシー
ICT図


コンピテンシースキル:分析と理解

【授業】ソーシャルメディア論
――― メディアをつかむ
90年代初頭の「ポケベル」から現在の「インスタ・Ti kTok」に至るまで、この30年間で急速に普及したソーシャルメディアの変遷を概観します。そして、その過程で変化した私たちの文化やつながりと、その社会への影響を考えます。メディアとネットワークの観点から世の中を見通す力をつけるのが最終目標です。
現教_ソーシャルメディア論


コンピテンシースキル:実践と協働
【PJ】CLA Reporters & Magazine
――― メディアをつくる
様々な学科行事を取材する「CLA Reporters」と、学生の視点から現代教養学科の魅力を発信するための広報誌を作成する「CLA Magazine」の2本柱のプロジェクトです。教員からのサポートも得つつ、雑誌や動画などのアウトプットの完成に至るまで、すべて自分たちの手で行い、自分たちのメディアをつくる事を目標に活動しています。
現教_CLAレポーターズ

多文化共創

異文化理解を通して共に生きる現代社会を創る
コロナ禍以降、世界はより一層IT技術を駆使してオンラインでつながるようになりました。たとえばバーチャルや3D技術によって世界の文化を体現できるようになり、新たなグローバル化の可能性が拓かれようとしています。芸術・言語・宗教・消費など、国境や民族を越えて世界の多様な文化を学び、共に生きる社会を創るために、今こそ多文化理解の力を身につけます。
コンピテンシースキル:表現と伝達
【授業】アート・マネージメント
――― 文化を伝える
アートの創り手(アーティスト)と受け手(鑑賞者)とをつなぐ送り手の仕事が“アート・マネージメント”です。コンサートや展覧会等、様々なアート・イベントの企画から広報、運営まで、アートに関わるさまざまな仕事を行います。現代教養学科ではこのアート・マネージメントの仕事を、実際のイベントを企画・運営する実習形式で学びます。
現教_アート・マネージメント


コンピテンシースキル:分析と理解

【授業】グローバリゼーションの社会学
――― 文化を知る
グローバリゼーションが進む世界の社会現象と諸問題について学びます。とくに、多様な人々が集まる都市空間において、女性、移住者、セクシュアルマイノリティなどのさまざまな社会集団がいかなる生活をしているのかを考察することで、世界を認識する「自分なりの視点」を見つけていくことを目標とします。
現教_グローバリゼーションの社会学


コンピテンシースキル:実践と協働
【PJ】チョコレート映画祭
――― 文化を考える
バレンタインデーの時期に下北沢の商店街と協働で、映画研究をメインにした“愛”で社会を考える映画祭を開催しています。映画には、LGBTQや人種差別、病気による障がいなどで様々な偏見に曝される人の姿が描かれる一方で、理不尽な社会と闘う人の姿があり、そこには多様な“愛”が存在しています。社会に“生きる”とはどういうことなのか、映画を通して考えることを呼びかけるプロジェクトです。
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