スペシャリストの養成
INDEX
現場で活躍するスペシャリストを養成する
~子どもたちの育ちをサポートするために~
~子どもたちの育ちをサポートするために~
小学校教員養成
2023年度小学校教員採用試験 合格率 100% 正規採用 |
子どもの学びに寄り添いながら、適切なタイミングで
介入できる専門知識に長けた教育者へ
白數 哲久 教授
昨今、教え方が大きく変わり、子どもの考えに寄り添い一緒に学ぶファシリテーターとしての教育者が求められています。また、学びを子どもに任せきりにするのではなく教員が介入するタイミングを計ることも重要です。そこで必要なのが専門知識です。たとえば理科教育の授業では学生自身がかつて学んだ科学の知識を呼び起こしたり、苦手意識を払拭したりといったことに取り組んでいます。自然の中で植物に接することが科学の体験につながるので、教室の外で自然に触れ学びを深めることもあります。
研究テーマは?
理科教育における教材開発や授業の手法の検討、日本の学校教育の在り方などを研究しています。
理科教育における教材開発や授業の手法の検討、日本の学校教育の在り方などを研究しています。
授業の特色は?
実験に必要な教材だけでなく、科学工作の材料からICT機器まで、理科教育に必要なものがすべて揃った教室で授業をしています。
実験に必要な教材だけでなく、科学工作の材料からICT機器まで、理科教育に必要なものがすべて揃った教室で授業をしています。
幼稚園教員養成
子どもの視座から世界を感じることのできる力と、
豊かな知的好奇心を備えた保育者を養成する
鈴木 法子 准教授
保育者の資質の一つに子どもへの高い共感性があります。例えば子どもが泣いている時、なぜ泣いているのか知りたくなります。そのような時、身体的にも心情的にも子どもの視点から世界・状況を捉え直す力が保育者には求められます。子どもの視座から状況を捉え直す力(子どもへの共感性)が向上するよう、授業では学生の皆さんをサポートしています。また、子どもの知的好奇心に共感し、子どもと一緒に学ぶことを楽しむ力も養ってほしいと願っています。それは学びの専門家としての保育者の成長につながります。大学のある地域の資源も活用し、学生の皆さんの知的好奇心が、さらに豊かに膨らむ授業を心がけています。
研究テーマは?
インドネシアの保育者の専門性向上支援がテーマです。インドネシア幼稚園協会と協働して研究を進めています。
インドネシアの保育者の専門性向上支援がテーマです。インドネシア幼稚園協会と協働して研究を進めています。
授業の特色は?
身体を動かしながら学ぶ実践的な授業が多く、すべての授業でグループワークを取り入れています。
身体を動かしながら学ぶ実践的な授業が多く、すべての授業でグループワークを取り入れています。
保育士養成
2023年度公立保育士採用試験 合格率 94.4% |
子どもとの関わりを通して心を見つめ、
新しい発想で保育を創造できる保育者をめざして
遠藤 純子 准教授
学生には、子どもの心を見つめることができる保育者になってほしいと考えています。子どもの行動や言動の理由を考え、気づきを記す観察と記録の手法をしっかり学ぶのはそのためです。また、研究的視点をもって保育の質の向上をめざすことも重要です。ゼミでは実際に保育の現場に出かけたり、諸外国の保育に目を向けたりといったことから課題意識を深め「子どもにとって最も良いことは何か」を追究します。物事を分析的に見つめる力、既存の方法にとらわれず新しい発想で保育を創造する力を身につけてもらいたいです。
研究テーマは?
多職種の協働による乳児保育の質向上です。生活の中核である食を切り口に研究をしています。
多職種の協働による乳児保育の質向上です。生活の中核である食を切り口に研究をしています。
授業の特色は?
ロールプレイや模擬保育を取り入れています。子どもの視点を経験することも重要な学びです。
ロールプレイや模擬保育を取り入れています。子どもの視点を経験することも重要な学びです。
社会で活躍する先輩たち
小学校
山本 沙織さん2016年卒業
江東区立第二砂町小学校 勤務
学生時代、先生方には小学校教員になるための相談をたくさんしました。学校現場での経験をもつ先生だからこそいただけた心強いアドバイスが、今も胸に残っています。あまり自分から挑戦する方ではなかった私ですが、館山プロジェクトや昭和ボストンなどでさまざまな経験をし、いろいろなことに挑戦してみようという気持ちがもてるようになりました。多くの初教での経験が、教師としての私の原点です。
幼稚園
尾坂 明音さん2020年卒業
目黒区立げっこうはらこども園 勤務
教育実習で、楽しく遊びながらさまざまな経験をしたり学んだりしている子どもの姿を見て、「公立の幼稚園教諭になりたい」と思いました。その夢を実現するため、学科の先生方はたくさんの指導をしてくださったり、親身になって相談に乗ってくださったりました。そのときにいただいた先生方の言葉は、今も私の支えになっています。また、ともに学んだ仲間とは卒業後の今でも何でも話せる大切な存在です。
こども園保育所
原 夢月さん2019年卒業
世田谷区立給田保育園 勤務
卒業後も頻繁に近況や悩みを話す友人に出会えたのは、初等教育学科での深い学びがあったからだと思います。公立保育士をめざす講座や、友人と一緒に勉強したことが懐かしいです。保育士になり、子どもの言動の根底にある思いと向き合う日々です。ねらいをたてても、ねらっていたことと違うことがおきるのが保育の面白さです。子どもの新しい発見に感心し、やりがいを感じながら働いています。