【短期】ヨーロッパ歴史演習(歴史文化学科O.Aさん)◇スペイン・イタリア

【短期】ヨーロッパ歴史演習(歴史文化学科O.Aさん)◇スペイン・イタリア

留学種別:短期
エリア:スペイン・イタリア
留学期間:2015年度 夏季
参加プログラム:ヨーロッパ歴史演習
スペインのアルカラ大学アルカリングアで5日間の講義と見学(マドリード、トレド)を通してヨーロッパの歴史の大きな流れを学んだ後、バルセロナ、ローマに移動し文化遺産や美術館等を訪れながら古代ローマから現代までの芸術を体感します。
また、周遊を通してロマンス系言語(スペイン語・カタルーニャ語・イタリア語)にも触れることができるプログラムです。

この留学プログラムに参加しようと思ったきっかけは?

今回のプログラムに参加しようと思った理由は二つあります。私が第二外国語でスペイン語を学んでいたため本場に行って会話を聞いてみたかったという点と、ガウディの建築を見たかったという点です。とくにサグラダ・ファミリアを見ることを一番楽しみにしていました。
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研修に行く前の心構えは?

事前準備の際は一番興味を持っていたガウディの建築を中心に観光地を調べたり、スペインやイタリアの歴史を調べました。

最も楽しみにしていたサクラダ・ファミリア

一番印象に残っているものは楽しみにしていたサグラダ・ファミリアです。
サグラダ・ファミリアの門は三つのテーマを門にしているといわれています。
『生誕』『受難』『栄光』です。

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現在は二つまで門が完成されています。この門のテーマは生誕です。これはキリスト教の聖書の内容をテーマにしています。私は建築についてあまり詳しくはないため絵画ではなく建築でそれらを表現することにとてもおどろきました。実際は建築物でそれらを表現するという事はよくあることなのかもしれないのですが、施設内にはいらなくてもいろいろな人がそれらを平等に見る機会があるという利点があり素晴らしいと思いました。キリストが生誕したという場面やキリストからマリアへ載冠しているのだろうなと考えられるようなものが人々の目を引くように配置されてあり、物語の流れを想像しやすかったです。(▼下の写真)

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▲(上の写真)サグラダ・ファミリアの第二の門です。
第一の門とは違う作り手という事もあり雰囲気がガラッと変わっています。ガイドさんの話曰く、二つの門の作りが違うことにより苦情が来たという例もあったそうなのだが同じ建物でちがうテイストの肖像がみられることや、同じ建物でありながらも同じような作りにしなかった発想力はとても素晴らしいものなのではないでしょうか。また、掘り方を変えたことにより門のテーマに表されている言葉の意味を深めることになったのだから大成功といえるのではないでしょうか。

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▲(上の写真)イエスが磔にされている場面です。普通ならば磔にされている時、十字架は人と同じ向きの並行で作られているものが多いとされています。しかし、サグラダ・ファミリアの建物が高く人々は下から見上げる形で建物をみるため、十字架を上に配置してそこにイエスをぶら下げるような形に作り上げたそうです。この発想は今までの固定概念を塗り替えたものなのではないでしょうか。
サグラダ・ファミリア内部は言葉では言い表せないほどきれいな物でした。ステンドグラスは春夏秋冬がテーマになっており、太陽光を受けてステンドグラスの色が白地の柱や壁にも映っている幻想的な空間となっていました。
また、今回は夜にライトアップされているサグラダ・ファミリアを見ることができて大満足でした。

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現地で感じた生活習慣の違い

今回の研修では生活習慣の違いに驚きました。日没が夜の20時~21時くらいでしたため、夜遅くに子供が出歩いていたり店がにぎわうのが夕方からなどたくさんの違いがありました。中でもレストランでいきなりビールを出されたことが一番の驚きでした。
その時に隣の席に座っていた人に身振り手振りで「ビールは飲めないからよかったらいりませんか」ということを伝えたところ店員に飲み物を買えるように頼んでくれたことがとても嬉しかったし、貴重な体験をしたなと思いました。(内容が的確に伝えられたかは定かではありませんが…。)
このように知らない現地の人とも会話ができるようになったのは大きな進歩だと思いました。

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ヨーロッパ歴史演習に参加しようと考えている方へひとこと!

このプログラムに行く際は行く土地の言語を軽く学習していくことをおすすめします。