【短期】ボストンサマーセッション(心理学科 K.Kさん)◆アメリカ(昭和ボストン)2
留学種別:短期エリア:アメリカ(昭和ボストン)
留学期間:2015年度 夏季(参加時:1年生)
参加プログラム:ボストンサマーセッション
「ボストンサマーセッション」は本学の海外キャンパスである「昭和ボストン」を拠点とした夏季休暇中1か月の研修です。外国人教員による英語の授業に加え、自分の興味に沿った分野の「フォーカスグループ」に所属し、講義だけでなく関連施設を実際に訪れて各分野の理解を深めることができます。 ボストンサマーセッションでは毎日どんな活動をしたかを「ジャーナル」に記録します。今回、「心理」のフォーカスグループに参加した小松さんにそのジャーナルを見せていただきました。
「ボストンサマーセッション」は本学の海外キャンパスである「昭和ボストン」を拠点とした夏季休暇中1か月の研修です。外国人教員による英語の授業に加え、自分の興味に沿った分野の「フォーカスグループ」に所属し、講義だけでなく関連施設を実際に訪れて各分野の理解を深めることができます。 ボストンサマーセッションでは毎日どんな活動をしたかを「ジャーナル」に記録します。今回、「心理」のフォーカスグループに参加した小松さんにそのジャーナルを見せていただきました。
WEEK 3
Monday, August 31今日は、先週末がナイアガラの滝へのフィールドトリップだったので、少し疲れが残っていました。しかし今日の午前の英語の授業はテストがあったので、気が抜けませんでした。テストが無事に終わり、新たな発音の勉強をしました。今日の発音は、今までやってきた中で一番聞き取りが難しかったです。2つの似たワードも、発音が少し違っただけで全く意味の違うワードになってしまうので、そこが難しいポイントだと感じています。しかし、先生の教え方が丁寧で分かりやすかったので、友達に教えてもらいながらも上手く発音できるようになりました。
午後の心理の授業は、ゲストスピーカーの方が来てくださいました。精神科で働いている方だったので、心理に関わることはもちろん、それ以外に精神科についてのことも教わることができました。その中でも自殺について、日米で比較して色々と教わりました。アメリカの自殺事情や、日本のことについても、知らないことが多くあったので、それが知れて良かったです。
Tuesday, September 1
ボストンに来て2週間が過ぎました。時間が経つのが早くて、もう8月が終わったことが信じられません。ただ、ボストンの町並みには慣れてきた様に感じます。
今日の午前の授業は、英語の挨拶や発音等のいつもの授業内容に加え、レストランで使える英文を学びました。先生に教わるだけでなく、実際に自分たちで学びあう時間もあるので、とても覚えやすかったです。更に今日は、授業終わりに友達と行ったハンバーガーショップで、授業で教わったことを実践することができました。授業で学んだことが実際に使えて、とても嬉しかったです。午後の心理の授業はフィールドトリップでした。ハーバード大学に行きました。今回の内容は、脳と視覚について、その中でも色のことについて教わりました。お話を聞かせて頂いた教室には、全ての色がモノクロに見えるオレンジのライトが天井に備わっていて、実際にそのライトをつけてもらうことができました。色がない世界だと食べ物も人の顔も悪くみえます。それだけ色というものはこの世界にとって、本当に重要なものなのだと実感しました。今日から午後は、最後の授業以外フィールドトリップなので、色々な場所に行けることがとても楽しみです。
Wednesday, September 2
今日の午前の英語は、英語の挨拶、発音、更に、宿題で出されていたレストランでの会話を自分たちが寸劇のような形で披露しました。みんなの前で発表する機会が多くあって、最近はそれに慣れてきたように感じています。また、明日のフィールドトリップで行く魔女の博物館について教わりました。私はそこに行きたいとずっと思っていたので、明日がとても楽しみです。
午後の心理のフィールドトリップは、障害を持った子供のために様々な対策を実施している組織の方々に会いに行きました。障害を持った子供は健常児の子供たちと同じ学校に行ける権利があり、また、障害をもった子供の親や、そのような子供たちと社会、政府の間に入り、様々な政策を作っていくことが必要ということを、そこで学びました。
Thursday, September 3
今日は一日フィールドトリップでした。最初はアメリカの貿易についてのアートミュージアムに行きました。そこには日本も含め、様々な国のアートが展示してありました。日本のものであっても初めて見たものばかりで、とても新鮮で良かったです。またそこでは、博物館のスタッフの方が丁寧にガイドをして下さいました。ガイドだけでなく、展示品をより楽しみながら見れるよう簡単なゲームをやったりもしました。
次に訪れた場所は、魔女の博物館でした。そこには、今にも動き出しそうな魔女や当時の人々の人形が多く展示してありました。それに加え、当時実際に起きていた魔女狩りについての話を、その人形たちが展示してある暗い部屋の中で聞くことができました。部屋の雰囲気が本当に怖くて、まるで自分たちがそのときの時代にいたようでした。私は今日、魔女狩りについて初めて知ったのですが、とても興味深かったです。そしてこのような体験ができて、本当に良かったです。
Friday, September 4
9月に入って4日が経ちました。もう4日間過ぎたのかと思うと、信じられないくらい、時の流れが速く感じます。今日の午前の授業は、いつもの挨拶と新たな発音の勉強をしました。それ以外に、ジャーナルに「昭和ボストンキャンパスについて」というテーマで自由に英語で作文したり、明日からのフィールドトリップで行くニューヨークについて町の写真や歌などを使って、先生が色々と教えてくれました。
午後の心理の授業は、この次の授業のフィールドトリップが変更になったので、今日が最後のフィールドトリップでした。最後は先生が働いている仕事場に行き、どのような仕事をしているのか、どのようなことを目標に働いているのか、など様々なことを学べました。
WEEK 4
Monday, September 7 (Holiday)今日は、ボストンで観光客が多く訪れる、コープリーという街で1日を過ごしました。まず、コープリープレイスに行き、いろいろなブランド物が揃っているショッピングモールに行きました。日本でも有名なものはもちろん、アメリカ発祥のブランドは日本より安く売っているので、たくさん買いたくなりました。その後、昼食にハンバーガーを食べ、事前に予約していたダックツアーに行きました。ハンバーガーは、日本に比べるとボリューミーで、味もお肉がとてもジューシーで美味しかったです。ダックツアーは水陸両用車で、陸と海でボストンの歴史についてツアーをしてくれるものでした。そこには日本語の通訳できけるシステムがあって、ボストンのことがよく分かりました。ダックツアー後は、ニューベリー通りに行きました。この通りにも、多くのブランド物やアメリカにしかないお店もあって、そこで靴や洋服を買いました。また、有名なアイスクリーム屋さんもあって、そこでアイスも食べました。今日は本当に充実した一日でした。前から行きたかった場所に多く行けて、本当に楽しかったです。
Tuesday, September 8
今日の授業は、明日の、心理についてのプレゼンテーションの準備が中心になっていました。午前の英語は、いつもの英語の挨拶と、先週末に行ってきたニューヨークトリップの感想などをディスカッションしました。そして、先生がプレゼン準備の時間をとってくれ、更に手伝ってくれました。しかし、明日2回目のテストをやることを知らされたので、今日の準備しなければならないものが多くなってしまいました。午後の授業が終わった後、ディナーの時間まで、私はプレゼンの準備をしていました。明日は午前テストを受けて、午後は15分間のプレゼンテーションをするというハードなスケジュールですが、今日頑張れば、明日の授業後出かけられるので、頑張ろうと思います。
Wednesday, September 9
午前の英語の授業は、2回目で最後のテストでした。ボストンの歴史についてと文法の部分が、出来たか少し不安になりました。それ以外に、提出していたジャーナルも返されたり、授業が終わりに近づいているのを感じました。また、明日のフィールドトリップで行くMFAが美術館なので、ペアになって1人が英語だけで提示された絵について説明し、もう1人が、それを聞いて絵を描くというゲームをやりました。楽しみながら英語を話すことは大切だなと改めて感じました。
午後の心理は、今日が最後の授業でした。最後のまとめとして全員、心理についてプレゼンテーションをしました。1つのトピックに対して15分与えられたので、ペアでやった人は1人7分ずつくらいプレゼンをしました。プレゼンをすること自体初めてだったし、ましてや全て英語でプレゼンをしたので、とても難しかったです。しかし、これをやることで、少しは英語力もついたのではないかと思いました。また、午後はいつも英語で感想を書いているのですが、初回の時より、確実に英語の感想を書くスピードが上がりました。日本に帰国したら、英語に触れる機会が減ってしまうかもしれないですが、このサマーセッションでの経験は、絶対に無駄にしてはいけないと思いました。残り少ないボストン生活も楽しんでいきたいです。
Thursday, September 10
今日は午後から最後のフィールドトリップでした。いつもと違って朝がゆっくりだったので、睡眠をより多くとれました。午前中は友達と寮でゆっくり過ごし、ランチを食べてから、フィールドトリップに行きました。最後のフィールドトリップは、ミュージアムオブファインアートに行きました。この美術館は、様々な国のアートが飾られていました。どれも初めて見たものばかりで、とても刺激されました。特に、入り口に展示されていた二つの大きな赤ちゃんの頭がとても印象的でした。二つとも大きく、黒くて、最初は恐怖感がありましたが、よく見ると二つとも違った表情をしていて、かわいさも感じられました。
トリップ後は、友達とロブスターを食べに行きました。ロブスターと共にクラムチャウダーやカキフライ、ポテトも、みんなでシェアして食べました。有名なレストランで食べたので、どれも本当に美味しくて最高でした。ボストンはロブスターなどのシーフードが有名なので、美味しく食べることができて本当に良かったです。
Friday, September 11
今日は最後の授業でした。しかし、クロージングセレモニーが午前中にあったので、実際の授業時間は約1時間ほどでした。テストが返され、英語での挨拶を学びました。その後、クラスを半分に分け、提示された6人分のポージングを、半分の人が英語で言い、もう半分がそれをきいてポーズするというゲームをやりました。私たちの先生は、短い時間の中でも充実した授業をしてくれました。とても楽しかったです。そして、クロージングセレモニーでは、一人一人に校長先生から賞状が渡されました。賞状をもらえるなんて思ってもみなかったので、とても嬉しかったです。そして友達やクラスのメンバー、先生ともたくさん写真を撮りました。午後は、クラスのメンバーや先生とディナーの予定があったので、それまでは寮にあるプレイルームで友達と遊んでいました。プレイルームは初めて入ったのですが、卓球台やビリヤード等たくさん遊具があって、面白かったです。
そして、先生達とのディナーは、ジャパニーズレストランに行きました。そこはボストンで生活している日本人に人気のお店で、店内の雰囲気もメニューも、日本仕様になっていました。店員さんも日本語で挨拶をしていて、日本語でオーダーができました。料理の味も本当に美味しくて、幸せな時間でした。
今日でジャーナルを書くのも最後ですが、私はこの1ヵ月とてもはやく感じました。アメリカで1ヵ月間生活して、日本食や温泉が恋しくなったときもありました。けれど、いざ日本に帰るとなると、昭和ボストンで出会った様々な先生やスタッフと別れることが寂しく感じます。ここで感じた多くのことを、この先に生かしていきたいです。