【長期】タマサート大学 協定校認定留学(国際学科O.Mさん)◇タイ

【長期】タマサート大学 協定校認定留学(国際学科O.Mさん)◇タイ

留学種別:長期
エリア:タイ
参加プログラム:タマサート大学 協定校認定留学
タマサート大学は1934年に設立されたタイの名門国立大学です。法律・政治分野が特に有名で、数多くの著名人を輩出しています。

今回、留学しようと思ったきっかけと留学の目的について教えてください。

大学生活の間に、他言語を通して多くの人とコミュニケーションをとれるようになりたい、という目標を持っていました。東南アジア諸国の文化にもともと興味を持っていたところに、昭和女子大学がタイのタマサート大学と協定を結んだことを知ったのがきっかけでした。
タイは東南アジア諸国の中でも現在経済的に大きく成長している国だと聞いていたので、タイ国内の経済成長、近隣諸国との関わりについて学ぼうと思いました。
28_01

留学先にタマサート大学を選んで良かったと思うことはありますか?
大学とその立地の魅力を教えてください。

様々な国から多くの留学生が来ているので、それぞれの国の文化について学ぶことができました。留学生にむけたイベントも多く、授業以外でもたくさんのことを楽しむことができました。
現地のタイ人学生も留学生に対してとてもフレンドリーな人が多く、生活面や授業面など、様々なところで助けてもらいました。
立地の面では、私の通っていた校舎は川のすぐそばにあるので、大学内にあるベンチからの眺めもよく、授業後にそのベンチで昼寝してしまうことも時々ありました。また、王宮や有名なお寺へも歩いていける距離にあるので、タイらしい雰囲気を身近に感じられます。

28_02
28_03
  [左:タマサート大学の食堂の様子/右:大学内でのイベントSportsDayの日]

留学先で印象的だった授業の様子を教えてください。
また、日本の大学の授業と異なる点で気づいたことを教えてください。

授業を受けて、一番初めに驚いたことは、自分から発言する学生が多いということです。クラス内のあちこちで先生が話している間に手を挙げ、質問をしたり意見を言う学生が多かったです。また、日本の大学よりもプレゼンテーションをする回数が多かったように感じました。グループでプレゼンテーションを行うことが多かったので、その都度授業内容についても話し合うことができ、理解を深めることができて良かったです。

28_04
28_05
  [左:授業でのプレゼン作成のため、ホームレスの人々にインタビュー/右:タイ語の授業中にバンコク内の女子高校に訪れました]

学生寮での生活(部屋の種類、ルームメイトとの関わり、食事など)について教えてください。

私は当初住んでいた学生寮から、留学途中で大学の近くにあるアパートに引っ越しました。引っ越し先のアパートは現地のタイ人と留学生が半々で住んでいて、いろいろな人々と触れ合うことができて良かったです。部屋は5500バーツから8000バーツ(+水道代、電気代)まで、広さや家具の異なる部屋がありました。
食事は、アパート内にカフェテリアがあるほか、アパートから出てすぐの道にたくさんの屋台があり、私は普段屋台で朝食と夕食を済ませていました。値段はアパート内のカフェテリアは一食40バーツほど、屋台では35バーツほどでした。また、セブンイレブンがアパートの近くにあったため、水などはいつもコンビニで買っていました。カフェテリアも屋台も、毎日深夜1時過ぎまで営業していました。
アパート内には学習室があり、深夜2時頃まで自由に使えました。カフェテリアにもいつもと言っていいほどタマサート大学の学生がいたので、部屋にこもることなく、誰かと話したいときはいつもカフェテリアに行っていました。

自由時間や休日、課外活動はどのようなことをしていましたか? 様子を教えてください。

前期は、休日を使って、友達と旅行に行くことが多かったです。タイ人、留学生ともに多くの友達を作りたかったので、いろいろな人と出かけることを心がけていました。バンコクから車で3時間ほどのところにも、滝や海といった自然のあるところがたくさんあり、様々な場所に訪れることができました。また、長い休みのある日は、タイの東北部や南部へ行ったり、国外に旅行に行ったりしました。

28_06
28_07
後期は、授業に重点を置きたかったので、休日も図書室で勉強することが多かったです。タマサート大学の学生は、休日でも図書館に来る人が多かったので、休憩時間に一緒に散歩することもあり、良い環境の中で勉強できたと思います。

留学中、一番大変だったことは何ですか?また、それをどのように解決しましたか?

タイは物価も安く、素敵な場所もたくさんあるため、楽しいことを優先してしまい、正直勉強が後回しになってしまう時期がありました。そんなとき、何のために留学にきたのかもう一度考え直し、自分の目標、タイでやり遂げたいことを、ノートに書きまとめ、それを達成できるように努力するようにしました。それを達成しようとすると、自然に勉強時間も多くなり、1日1日を大切に過ごせるようになりました。

28_09
28_10

今回の留学で一番自分なりに成長したと思う点、変化したと思う点は何ですか? また、帰国した今、取り組んでいること、取り組んでいきたいこと、今後の目標があれば教えてください。

たくさんの人々と触れ合うことで、様々な面から物事を考えられるようになったように感じます。タイは経済成長が大きく進んでいるといっても地域によってその進み方も異なります。各地を訪れるうちに階級格差が顕著に表れているところを目の当たりにしました。異なる宗教を持った人と接したり、好きになる対象の性別が人によって異なることを知ったりすることもできました。一人一人考え方が当たり前のように違っているのだと感じるようになりました。日本ではそのようなことを実際に感じることがなかなかなかったのですが、表面的な部分だけではなく、様々な角度から物事を考えることが必要であること、そして今後ただ人の言うことを受け入れるだけではなく、自分というものをしっかり持つことが大切であると感じました。

28_11
28_12

これから留学を目指す方へ、アドバイスや激励のメッセージをお願いします。

タイというと、治安が悪そうだから、、、などと留学には気が引けてしまう人もいるかもしれませんが、十分に気をつけていれば、楽しく、充実した生活を送れると思います。私は大きな一つの目的として、英語の語学力をあげたいというのがあり、行く前ははたしてタイで英語を学べるのか?と思っていましたが、タマサート大学の学生の語学力の高さに驚き、高いモチベーションの中で学ぶことができました。タマサート大学にはたくさんの留学生が来ていて、人によってそれぞれ来ている目的が違います。自分の目標をもって、充実した留学生活を送れることを、願っています!!!

28_13
28_14