【短期】大連理工大学短期サマープログラム(国際学科M.Sさん)
留学種別:短期エリア:アジア
参加時期:2023年度夏季休暇中
参加プログラム:大連理工大学短期サマープログラム
本学の協定校である大連理工大学(中国・大連)が主催する9月に行われる10日間のサマープログラム。
大連理工大学から招待いただく不定期開催のプログラムであり、滞在費やプログラム費用が免除される。
中国語や中国文化の学習に加え、大連理工大学の学生との交流機会が豊富に用意されている。
大連で、印象に残っていることを教えてください。
ホテルへ向かうバスの中で見た、ビルやマンションが並ぶ中でも緑が多く、歩道も車道も道幅が広くとても綺麗な大連の街並みはとても綺麗で深く印象に残っています。 中国の街を歩くと果物を売り出している露店を多く見かけました。東京で生活をしているとあまり見かけることがない光景だったためとても新鮮でした。大連は日露戦争後に日本の管理下に置かれた歴史があるため、日本統治時代の欧風の建物を多く見ることができました。日本統治時代に日本人が住んでいた建物が現在でも残っており、時代を超えて当時の建物から歴史を学ぶことができてとても印象に残っています。
大連理工大学の学生との交流について、教えてください。
グループごとに分かれて現地大学生に大学内を案内してもらい、学食で昼食を食べたり、カフェで雑談をして過ごしました。室内運動場に移動をして、ランダムで日本の大学の学生と現地の学生でチームに分かれて、スポーツ大会を行いました。中国語でのルール説明などで理解できないことがありながらも、言語の壁を乗り超えてチームの日中の学生がお互いに協力したことで、私のチームは優勝することができ、とても嬉しかったです。
中国語の授業や文化体験について、教えてください。
授業は文法と会話で分かれていました。文法で習った単語や文法を会話の授業で使うことできる授業構成になっていて、語学力が上達しやすい環境だと感じました。日本語学科の学生とグループに分かれて、7日目に発表するプレゼンテーションの準備を行いました。私のグループは全て中国語でテーマ決めから発表までを行ったため、話についていくのが精一杯になることが多くありました。しかしどの学生もわからないことは質問すると丁寧に教えてくれ、自分の拙い中国語で話す意見を理解しようと聞いてくれたため、中国語を積極的に自信を持って使うことができ、自分自身の語学力を上げることができる貴重な機会となりました。
文化体験として書道、京劇、古筝、中国結びの授業を受けました。中国語で書体の変遷を学び、実際にその書体のポイントを抑えて文字を書いたり、京劇の装飾品を身につけて京劇のワンシーンの動作やポーズするなど、中国文化を実際に体験することができてとても面白く新鮮でした。
休日はどのように過ごしましたか?
大学2年生の頃にオンラインでの言語交換で知り合った大連理工大学の友人と出かけました。中国の茶館に行って目の前でさまざまな中国茶を淹れてもらい雑談しながらお茶をいただきました。日本でこのような場所に行ったことがなく、中国で初めて茶館に行けてとても嬉しかったです。中国名物の火鍋も食べました。友人がお勧めしてくれた、鸭血と呼ばれる鴨の血をゼリーのようなものに固めたものや、鴨の腸である鸭肠などを初めて食べました。どの具材も美味しかったのですが、私のお気に入りは鸭肠です!火鍋を食べる機会がある際はぜひ食べてみてください。大連は海鮮がとても有名で、滞在中に多くの海鮮物をいただきました。どの海鮮も美味しかったのですが、最終日に食べた牡蠣が大きくて美味しかったです。
プログラム全体を振り返って、いかがでしたか?
今回の大連理工大学短期サマープログラムでは、中国語や中国文化体験、レクリエーションを通して日本から参加した大学生、大連理工大学の学生たちと仲を深めることができました。中国語の会話力が上達したと感じたとともに、中国語学習へのモチベーションがさらに上がるきっかけになりました。大連で過ごした毎日で新しいことと出会い、自分の視野がさらに広がる貴重な貴重な経験となったと感じています。