【短期】チェンマイ大学英語研修(環境デザイン学科A.Oさん)

【短期】チェンマイ大学英語研修(環境デザイン学科A.Oさん)

留学種別:短期
エリア:アジア
参加時期:2023年度夏季休暇中
参加プログラム:チェンマイ大学英語研修
本学の協定校であるチェンマイ大学(タイ・チェンマイ)にて行われる2~3週間の英語研修プログラムです。英語の授業に加え、文化体験やフィールドトリップなど課外活動も充実した夏季研修です。

本プログラムへの参加のきっかけと目的について教えてください。

タイの食文化について興味があり、現地で実際にタイ料理を食べてみたかったからです。また、英語でコミュニケーションをとってみたいというのも応募した理由の1つです。自分の英語力に自信があまりなかったため幅広いレベルを受け付けていたこと、参加費用が他の国よりも安価だったこと、3週間という短い期間で挑戦しやすいことなどが理由です。


留学前にどんなことを感じましたか?また事前準備などについて大変だったことはありますか?

現地での英語の授業についていけるか、また家族や友達がいない中、3週間初めての場所で生活できるかがとても不安でした。そして大学への授業料の支払いなど多額の金額の手続きが英語で行われることが大変でした。クレジットカードを使用して授業料を支払いました。クレジット会社が普段使用しないサイトへの多額の入金のため不正利用と認識してカードを止めてしまったり、スムーズに支払いが進まず、留学に行けないのではないかと不安になったのを覚えています。また、私は自分で往復の飛行機の航空券を取るプランにしたため正確にチケットが取れているかも搭乗するまで不安でした。また当たり前ですが、チェンマイ大学とのメールのやり取りも全て英語のため留学する前から英語の勉強になりました。


授業内容について教えてください。

チェンマイ大学の授業は、グループ1からグループ4の1組10人ほどのクラスに分かれて1人の先生が付き、受けていました。私のグループ1の授業では、文法や堅い英語ではなく、コミュニケーションをとることを目的とした授業内容でした。授業が始まって30分ほどは英語を交えた軽いミニゲームなどをします。そして、その日のテーマに沿った単語を学んでいきます。注文したい場合や、質問の仕方、返事などテーマごとの会話の例を学びました。テーマは国や食べ物、文化など日ごとに学ぶジャンルが分かれていました。授業の後半は学んだことを活かしてお互いに英語で質問しあったり、みんなの前で発表したりなどの実践練習がありました。最後のテストの日には先生と一対一での質疑応答があり、質問に答えるコミュニケーションのテストがありました。教科書や参考書などはなく、生徒同士や先生と英語で実際に対話することが多かったです。他のグループは最後の授業時に文章を自分で考えてプレゼンするという内容だったらしいので、その先生によっても授業内容は変わってくるかと思います。



特に印象に残っていることを教えてください。

タイのナイトバザールに行ったことです。日本よりも物価が安く、屋台のご飯だと200〜300円程でグリーンカレーやガパオライスなど他にもたくさんのタイ料理を食べることができます。また、甘くて新鮮なフルーツのスムージー、150円ほどでLサイズの大きさの飲み物を購入できるのでとてもお気に入りでした。歩道のアスファルトはタイルが外れていたり、砂場が急に出てきたり、凹凸がすごくて整備が行き届いていない道がとても新鮮でした。また道路を渡る時には、信号が少ないため、行き交う車の少ないタイミングを見計らって渡りました。走って通りをわたるのがスリル満点でした。交通手段は赤バスとトゥクトゥクをよく使用していました。初めてのトゥクトゥクは、あの見た目からは想像できないほどのスピードでタイの街並みを走り、まるでアトラクションのようなスリルを感じ、本当に楽しかったです。また象に乗ったことも印象的です。象の背中に直接乗ることが出来ました。驚いたのはのぼり方です。ハシゴなどは利用せず、係の人が象に合図を出すと、象が膝を曲げてくれます。曲げた象の足に引っ掛けながら首のロープを持って背中に登りました。合図をするとその通りに行動してくれる賢さに驚きました。



教室でのアクティビティ
歩道
ナイトバザール

現地での生活(滞在先、授業以外の生活全般など)について教えてください。

滞在先はホテルの1室に2人で住む形式でした。部屋のベッドのシーツやタオルなどは毎日清掃の方が変えてくれます。朝ごはんはビュッフェがついていました。毎日1部のメニューが変わり、1週間の中でもガパオライスの日が特に嬉しかったです。またマンゴーやメロンなどの新鮮なフルーツも出るので朝からたくさん食べてしまいます。昼は曜日ごとに学食センターに行ける日決まっていて、週に2回ほどありました。チェンマイ大学の敷地はとても広いので授業を受ける棟からバスで学食センターまで連れて行ってもらえます。他の日はクラスと同じ棟の出店やカフェで食事ができます。学食センターにはタイ料理屋さんもたくさんありましたが、牛丼やオムライスなどのお店もあり、日本食が恋しくなって食べている日本人も多くいました。また学校内のコンビニを利用する日もありました。夜は友達とナイトマーケットに行き食事を調達したり、近くのショッピングセンターのフードコート、レストランなど日によって食べたいものを自由に食べていました。また、グラブ(日本でいうウーバーイーツのようなアプリ)を利用してホテルまで料理を届けてもらったりしている人もいました。洗濯はホテルのサービスでも有料でしてくれますが、歩いて5分ほどの場所にあるコインランドリーに行く生徒の方が値段も安いため、多かったです。また、お手洗いも日本とは異なり、トイレットペーパーを流さずにゴミ箱に捨てる形式でした。訪問先や外のお手洗いは紙が用意されていないところもあったのでティッシュは必需品です。水道水は飲めないため、コンビニで水を購入したり、大学にウォーターサーバーが用意されていたので水筒に入れて持ち運んだりしていました。個人差はありますが、屋台で生物を食べる、生卵、香辛料などが原因で腹痛を起こすことが多かったです。授業中に誰かが腹痛で授業を抜けるということもよくありました。また外の野良犬がリードもなしに寝ていたり、散歩しているのが衝撃的でした。コインランドリーで洗濯を待っている際に近づいてきたりしましたが、悪さをしてくることはありませんでした。黄、緑、赤と首輪の色をしていて野犬の危険度を表していると現地の学生に教わりました。赤色は近づくと危険だそうです。



今回の留学で一番自分なりに成長したと思う点、変化したと思う点は何ですか?また、今後取り組んでいきたいことなどがあれば教えてください。

新しいことに対してチャレンジするハードルが低くなったように思います。留学中は毎日新しいことばかりだったので、うまくできるかなと考えるよりも先に行動することへの大切さを学びました。またコミュニケーションを取ることの大切さを特に感じました。
自分の英語のレベル別に4クラスに分けられて授業を受けましたが、日本の他の大学の方とも交流でき仲が深まったのも嬉しかったです。全国からの日本人大学生と一緒に授業を受け、生活を共にしていたので、助けてもらうことが本当に多かったです。初めての経験や不安なことも多い分、お互いにコミュニケーションをとり、助け合えたことで不安なことも楽しく感じられました。


これから留学を目指す方へ、アドバイスや激励のメッセージをお願いします。

行く直前までは新しい土地と3週間という期間、言語、不安でいっぱいでしたが今となっては、本当に行って良かったと感じています。環境が違うだけで自分の常識は常識ではないことを毎日体感することができました。うまくいかないことやトラブルは何度も起こりましたが、とても面白い経験となりました。クレジットカードなどは2枚以上待っている方が安心だと思います。ATMの機械の種類によってキャッシングができない場合もあるのである程度現金を持っておいた方が安心して過ごせると思います。


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大学内の様子