【長期】春期15週間ボストンプログラム(歴史文化学科N.Iさん)

【長期】春期15週間ボストンプログラム(歴史文化学科N.Iさん)

留学種別:長期
エリア:北米
参加時期:2024年度前期
参加プログラム:春期/秋期15週間ボストンプログラム
「春期/秋期15週間ボストンプログラム」は、留学がカリキュラムに含まれていない学科の学生が「昭和ボストン」に1学期間留学し、集中的な英語学習と豊富な選択科目、寮生活、課外活動等を通じてグローバルな視野を養うことができるプログラムです。
※15週間ボストンプログラムは2025年度より「ボストンセメスタープログラム」に変更となります。

本プログラムへの参加のきっかけと目的について教えてください。

非英語系学科で英語に自信がありませんでしたが、昭和女子大学の海外キャンパス、昭和ボストンに安心して留学できると考えたからです。親元を離れ協力し合う寮生活と現地でアメリカの文化に触れながら、語学力を伸ばしたいと思い、留学を決めました。また歴史文化学科開講の学芸員資格の授業で、ボストン美術館やイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館について学び、実際に訪れてみたいと思ったからです。


授業や課外活動について教えてください。

授業はネイティブの先生によって全て英語で行われます。日本での授業よりもグループワーク、 プレゼンテーション、フィールドトリップなど実践的な学習が多いです。課題は日本よりも多く大変でしたが、やりがいを感じました。私はウクレレクラブと茶道部に所属していました。そこで近隣の方やSFC(Showa Friendship Circle)を招き、ウクレレを演奏したり、昭和ボストンの茶室で日本旅行計画中の方にお茶を提供したりしました。昭和ボストンには地域のボランティアの人たちやアメリカの学生と交流できるプログラムが2つあり、私はそのうちの1つ「Meet and Greet」を選択し他大学に訪れたり、現地の学生と食事を共にしたりしました。どれも貴重な経験となりました。

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放課後や休日の過ごし方を教えてください。

放課後は公園で友達と散歩や、ジムで運動をしました。授業が少ない日は電車に乗り、ダウンタウンへショッピングに行きました。夜は課題や勉強をしたり、各Wing(寮)に設置されているテレビで洋画を見たりしました。毎週火曜日6時頃からボストン大学のLanguage Exchangeに通い、英語での会話を練習しました。休日はブランチに行ったり、Red SoxやCelticsの試合観戦をしたり、ボランティアに参加したりしました。Memorial Dayはフロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートに、Independence DayはワシントンDCへ、一人旅をしました。訪れてみたかったスミソニアン博物館群、ホワイトハウス、第二次世界大戦記念碑、アーリントン国立墓地などに行きました。毎日が充実していました。

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特に印象に残っていることを教えてください。

ボランティアの経験です。特に印象に残った2つのボランティアについて書きます。1つ目はボストン子供博物館で二度、日本に関わる企画に携われたことです。 博物館教育論で学んだインタラクティブなアメリカの博物館と、日本の博物館の違いについてハンズオンの空間を通して理解することができました。京都とボストンは姉妹都市であるため、寄贈された京の町家が博物館内にありました。現在は見られない町家暮らしの細部に触れました。久しぶりに折った折り紙を英語で教え、初めて金継ぎアートと関わり日本文化を学び直さなくてはならないと気づきました。また日本展示コーナーで働いている日本人に、博物館で働くことについてインタビューをし、将来を意識しました。帰国後の学習のモチベーションになりました。2つ目はボストンコモンで大規模に開催されたボストン日本祭りで、浴衣の着付けのお手伝いをしたことです。そこでボストン子供博物館のボランティアで会ったアメリカの高校生と再会し、会話が弾みました。日本文化に興味のある方がたくさんいることに驚きました。お好み焼きの列に並んでいると、ボストン大学の学生から声をかけられ、その後ボストン大学のキャンパスや寮を案内してもらいました。オーケストラ演奏も聞くことができました。昭和ボストンではボランティアの機会が多くあります。人脈を広げ、人とのつながりの大切さを感じました。

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プログラム参加を通して、成長したことや変化したことはありますか。

語学力向上はもちろん、適応力が身につきました。日本人がいるとはいえ、歴史文化学科1人だったので最初は知り合いが1人もいませんでした。また英語だけで行われる授業は初めての経験でした。そして、この留学が初めての海外でした。新しい環境や人、考え方などに最初はストレスを感じることもありましたが、臨機応変に対応するよう努力しました。例えば英語を話すことへの壁を低くするために、授業では必ず発言することを心がけました。ルームメイトの先輩との距離を縮めるために、一緒にスーパーへ買い出しに行きました。常にイベントやボランティア情報のアンテナを張り、コミュニケーションを積極的に取りました。ありのままの自分を受け入れ、できることから始めました。柔軟性、適応力は変化の激しい時代に必要な力だと考えます。


参加を検討している人へのアドバイスやメッセージをお願いします!

かけがえのない思い出ができます。チャンスを大切に、ぜひ参加してみてください。