【短期】グルノーブル大学フランス語研修(現代教養学科N.Tさん)

【短期】グルノーブル大学フランス語研修(現代教養学科N.Tさん)

留学種別:短期
エリア:フランス/グルノーブル
参加時期:2023年度春季休暇中
参加プログラム:グルノーブル大学フランス語研修
Campus France(フランス政府留学局・パリ本局)が、日本の大学生向けに開発した4週間の語学研修プログラムです。グルノーブル大学附属のフランス語教育センタ ーで、さまざまな国から来た留学生とともにフランス語を学びます。文化やスポーツなどのアクティビティーを通じて、フランス文化に触れながら、フランス語での生活に浸ることができます。

本プログラムへの参加のきっかけと目的について教えてください。

一番のきっかけは、第二外国語でフランス語を履修していたことです。また、もともとフランスに行ってみたいと思っており、時間的に余裕のある2年生のうちに行ける良い機会だと思ったので、申し込みをしました。

留学前にどんなことを感じましたか?また事前準備などについて大変だったことはありますか?

留学参加が決まった日に、昭和女子大学からの参加者が私一人だと分かったことや、このプログラムが今年度初募集だったということもあり、楽しみな反面、不安やプレッシャーが大きかったです。事前準備としては、簡単な自己紹介文を考えました。また、半期間フランス語を履修(勉強)しておらず、基礎の文法を少し忘れてしまっていたので、「Duolingo」というアプリで勉強をし直しました。

授業の内容・感想を教えてください。

授業は全てフランス語でしたが、先生が分かりやすいジェスチャーや簡単な英語で教えてくださったことや、日本人のみの授業だったため、分からないところをすぐに聞くことができる環境でした。また、発言する機会やフランス語を積極的に話す機会がたくさん設けられていたので、フランス語を話す楽しさや難しさを知ることができました。

特に印象に残っていることを教えてください。

このプログラムで非常に多くの驚きや気付きなどがありましたが、中でも特に印象に残っていることは、フランス人は親切でフレンドリーだということです。道が分からず迷っていた時や、駅の改札を通れず困っていた時などに「Do you need help?」と向こうから声をかけていただきました。また、レストランの店員や、寮の共同キッチンで会った留学生、市場の店員、ホテルのスタッフなど、たくさんの方々がフレンドリーに話かけてくださり、仲良くなりました。このような経験から、フランス人の親切さやフレンドリーさは日本人にはない特徴だと感じ、非常に印象に残りました。

パリの凱旋門
授業の様子
ジュネーヴで食べたピザとワイン

現地での生活(滞在先、授業以外の生活全般など)について教えてください。

私は学生寮での滞在でした。キッチン、トイレ、シャワーが共同で、部屋は一人部屋でした。共同スペースは汚れている時がありましたが、基本綺麗な状態でした。食事は出ないため、部屋に備え付けられていた調理器具を使用して、友達と一緒に自炊をしました。フランスの主食が小麦だったため、自炊のほとんどはパスタかパンでした。パスタソースで味を変えたり、パンの種類や合わせるもの(目玉焼きやソーセージなど)を変えたりしたので、あまり飽きることはなかったです。また、寮で卓球やピアノ・ドラムを演奏できる場所があったので、何度か利用しました。他にも、カラオケやビリヤード、バスケットコートなどがありました。施設や設備が充実していて、初めての寮生活を、快適に・楽しく過ごすことができました。
授業は平日毎日4時間で、休憩が20分ほどありました。土日は授業がなかったため、日帰りでマルセイユ、ジュネーヴ、リヨンに行き、1泊2日でパリに行きました。6日間の休日で、様々な都市を十分に見て回ることができてとても楽しかったです。

今回の留学で一番自分なりに成長したと思う点、変化したと思う点は何ですか?また、今後取り組んでいきたいことなどがあれば教えてください。

自分が一番成長した点は、チャレンジ精神やコミュニケーション能力が、より身に付いたことだと思います。参加当初はフランス語だけでなく英語にも自信がなかったため、ただ笑ってやり過ごしていました。しかし、授業で覚えた単語やフレーズを実際に使ってみると、徐々にコミュニケーションが取れるようになりました。そこから、「フランス語や英語を話してみよう」「とりあえずやってみよう」というチャレンジ精神や、相手の話を聞いて理解できなかった部分を質問したり、一つの話題を掘り下げたりする、コミュニケーション能力が身に付いたと思います。今後は、このチャレンジ精神やコミュニケーション能力を活かし、これから始まる就職活動だけでなく、興味のあることにより一層挑戦していきたいと思います。

これから留学を目指す方へ、アドバイスや激励のメッセージをお願いします。

動機は何でもいいので、少しでも興味があればぜひ参加してみてください。私自身、第二外国語でフランス語を履修していたことが参加の動機でしたが、フランス語の知識はもちろん、フランスの文化や習慣、日本との違いなどのたくさんのことを学びました。行く前は一人で非常に不安でしたが、いざ行ってみるとたくさんの出会いがあり、友達ができ、新たな視点を得ることができました。留学に行けるのは学生のうちだけだと思うので、数少ない機会を逃さずチャレンジしてみてほしいです。

自炊の様子
バスティーユ城見学
アヌシー散策