【短期】日中韓プログラム(心理学科S.Yさん)

留学種別:短期
エリア:アジア
参加時期:2024年度夏季休暇中
参加プログラム:日中韓プログラム
中国の上海外国語大学、韓国の誠信女子大学校の学生と一緒に日中韓3か国を1週間ずつ周遊して学ぶ約3週間のプログラムです。女性のリーダーシップを様々な視点から学びます。期間中は上海外国語大学、誠信女子大学校、昭和女子大学で特別授業が実施され、講義やディスカッション、グループワークなどを通じて女性が国際社会で活躍するために必要なリーダーシップの育成を図ります。

本プログラムへの参加のきっかけと目的について教えてください。

大学2年の後期にボストン留学を経験してから英語学習に対する意欲が高まり、本格的に英語の勉強をスタートさせました。そんな中、日中韓プログラムの募集を目にし、英語力のさらなる向上と異文化交流を目的に学生生活最後のチャレンジとして参加することを決めました。

プログラム前にどんなことを感じましたか?また事前準備などで大変だったことはありますか?

英語系の学科に所属する学生や留学経験の豊富な学生が多かったので、最後までやり遂げられるか不安もありましたが、一方で異文化体験や新しい友達ができることに対しての楽しみもありました。渡航前には、昨年参加した学生から体験談を聞く機会や事前講義があったたけでなく、CIE職員の方々がしっかりサポートをしてくれていたので、事前準備で特に大変な点はありませんでした。

授業及びプログラムの内容・感想を教えてください。

3週間で多くの友人と出会い、様々な経験を通して心身ともに成長することができました。

授業では、リーダーシップをテーマに、中国ではリーダーシップの概念について、韓国では今までの歴史の中で活躍してきた女性リーダーの特徴やリーダーに相応しいメイクについて、日本ではリーダーに求められる能力や心構えについて学びました。また、各国の授業最終日に行われるプレゼンテーションでは、「活躍する女性リーダー」と「理想のリーダー像」についての発表を行いました。プレゼンテーションを通して、リーダーシップに対する理解が深まっただけでなく、新たな発見もあり、視野を広げることができる良い機会になりました。また、普段の授業と比べて、グループワークが多く、自分の意見を周囲に話す機会が何度もありました。最初の中国ラウンドでは中韓の学生の積極性と英語力の高さに圧倒されて少し消極的になってしまいましたが、韓国ラウンド、日本ラウンドとプログラムが進むにつれて少しずつ自信を持って話せるようになりました。

さらに、各国で文化体験の機会も設けられており、中国では伝統的な餅菓子作り、韓国ではチマチョゴリと茶礼体験、日本では藍染め体験を行いました。各国それぞれ素敵な文化があるということを肌で感じることができ、すごく貴重な思い出に残る経験となりました。

授業以外では、中韓の学生おすすめのレストランに一緒に行ったり、ショッピングモールで買い物をしたりと充実した時間を過ごすことができました。


日中韓体験談_Water Town
日中韓体験談_チマチョゴリ

現地での生活について教えてください。

中国と韓国では2人1部屋の寮に滞在していました。中国の寮はホテルのように大きく広く、韓国の寮は各部屋電子レンジや洗濯機がついており、どちらも快適に過ごすことができました。近くの部屋で生活している友人と毎晩集まって色々な話をするのがプログラムの日課となっていました。そのおかげで今まで関わる機会の少なかった他学科の友達もでき、楽しい寮生活を送ることができました。
また、毎日の食事も私の中で楽しみの1つとなっていました。各国の料理は全て美味しかったのですが 、日本で食べる中華料理や韓国料理の味と違うことがあり興味深く感じました。私のお気に入りは、小籠包とユッケビビンバです。


日中韓体験談_中国料理
日中韓体験談_韓国カフェ

特に印象に残っていることはありますか?

プログラム最終国である日本ラウンドのクロージングセレモニーでスピーチをしたことが印象に残っています。プログラム参加前は、まさか自分がみんなの前で話せるようになるとは思いもしませんでした。3週間前は、顔も名前も全く知らなかった私たちですが、3週間お互いに助け合い、苦楽を共にしてきました。プログラムを無事にやり遂げることができた達成感と安堵、そして中韓の友人と会える機会が少なくなってしまうことへの寂しさ、様々な感情がスピーチ中押し寄せてきました。あの時見た友人みんなの笑顔は私の中で一生忘れられない光景になりました。

プログラム参加を通して、成長したことや変化したことはありますか。

このプログラムで私が成長したと感じる点は、間違いを恐れずに英語を話せるようになった点です。プログラム序盤は、周囲との英語力の差から英語を話すことに自信を失ってしましました。ある時から限られた時間を無駄にしたくないという思いが強くなり、ミスを気にしすぎずに積極的に話しかけるようになりました。その結果、自分の言いたいことをスムーズに伝えることができる機会が少しずつ増えて自分の中で大きな自信につながりました。また、プログラム中は、簡単な中国語や韓国語も教えてもらったので、今後は英語だけでなく中国語や韓国語の学習にも挑戦してみたいです。

参加を検討している人へのアドバイスやメッセージをお願いします!

留学に対して興味はあっても、英語力に対する不安から参加を踏み出せない学生も多くいると思います。私もこのプログラムへの参加をギリギリまで迷っていました。プログラム中は、楽しいことばかりではなく、英語力の壁やプレゼンテーションの準備等大変なこともありましたが、友人たちのおかげで乗り越えることができました。日中韓プログラムで多くの友人や思い出ができたことから、参加を決断して本当によかったと心から思います。挑戦した先に素晴らしい景色が広がっていると思うので、一歩踏み出して参加してみることをおすすめします。

日中韓体験談_フェアウェル