【長期】ワルシャワ大学　交換認定留学（英語コミュニケーション学科R.Oさん）

今回、留学しようと思ったきっかけと留学の目的について教えてください。

ボストン留学にとどまらず、ボストンでの経験を活かした経験をしたかったからです。交換認定留学という経験は私にとって大きなプラスになるのではないかと思い、大学入学当初から交換認定留学を目指していました。今回の留学では、留学先から受入許可をいただくために書類を作成するところから始まり、CIEのみなさんに支えてもらいながらも、自分自身の力で進めていく留学でした。また、留学生と現地大学生に囲まれている環境に自分の身を置き、自分がどのように生活をできるのか、英語力向上はもちろん、一人の人間として生活力を身につけたかったことも理由です。
英語圏ではないワルシャワ大学へ留学を選んだ理由は、Erasmus+*という制度を利用して欧州各地から留学生が留学に来ており、様々な文化が混ざり合う環境なので、私の学びたいことである異文化コミュニケーションへの理解を深めるチャンスになると思ったからです。私と同じ第二言語習得者であるヨーロッパに住むほとんどの人が、なぜ第一言語ではない英語でもコミュニケーションを取ることができるのか。その学習方法の違いに興味を惹かれて、実際に現地に出向いて体で体験したいと考えていました。


*エラスムス計画（The European Community Action Scheme for the Mobility of University Students : ERASMUS）：
EU加盟国間の人物交流協力計画の一つ。大学間交流協定等による共同教育プログラムを積み重ねることによってヨーロッパ大学間のネットワークを構築し、EU加盟国間の学生の流動性を高めることを目的としている。

特に印象に残っていることを教えてください

ポーランドはとても住みやすい国で、スーパーへ買い出しに行くこと、大学への行き帰りのバス、街を歩く時間‥すべての時間が印象に残っています。中でも印象に残っているのは、この留学を体験したことで、日本人でよかったと思う場面が多くあったことです。相手が日本のことが大好きで、私が日本人だからこそ出会えた縁、ワルシャワで日本食レストランのオーナーと出会い、日本食が世界で本当に愛されていると実感したこと、レストランへ行き、国を聞かれ日本と答えるとたくさんのサービスやおもてなしをしてくれたこと、日本の大きな祭りを心から楽しんでいる人を見たとき等、様々な場面で私はもっと日本のことが好きになりました。この留学では、英語学習に力を入れていたことはもちろん、様々なバッググラウンドを持つ人との出会いも大切にしようと思っていたため、身をもって体験できたことを幸せに思いますし、この感情をこれから日本で過ごしていく中で大切にしていきたいと思います。


　　　　　　

今回の留学で一番自分なりに成長したと思う点、変化したと思う点は何ですか？また、今後取り組んでいきたいことなどがあれば教えてください。

一番に感じていることは、コミュニケーション能力の向上です。日本の外に出てしまうと、自分から動いていかないとなにも始まらない環境だったので、自ら動く機会が多くありました。母語ではない言語で周囲の人と長い時間を一緒に過ごしたり、支え合ったり助け合ったりすることで、期間が長くなるごとに、私の中でコミュニケーションをとることを難しく感じなくなっていきました。寮での寮母とのコミュニケーションの取り方やルームメイトと問題等ハプニングも尽きませんでしたが、そのたびに解決し、時には周りにいる人に助けを求めながら、自分の力で生活をするということを体感した留学でした。自分なりに一人の大人として成長できたのではないかと感じています。

ワルシャワ大学への留学を考えている後輩へ、アドバイス等メッセージをお願いします！

ワルシャワ大学はとても歴史のある大学で生徒数も非常に多いため、本当に様々な出会いがあります。困ったこと、大変なこともあると思いますが、出会う友達みんなが親身になって助けてくれます。国は違くても心は繋がれると実感できるはずです。慣れない環境、英語圏ではない環境、現地での大学生活など、不安を持ってしまうかもしれませんが、自分次第でそれ以上の大きな感情を見つけることができるはずです。ぜひワルシャワ大学で頑張ってください、応援しています。