【長期】トリノ大学 交換認定留学(英語コミュニケーション学科S.Tさん)

【長期】トリノ大学 交換認定留学(英語コミュニケーション学科S.Tさん)

留学種別:長期
エリア:欧州
参加時期:2024年前期
参加プログラム: 交換認定留学(トリノ大学/イタリア)
ピエモンテ州トリノに位置し、イタリアで最も歴史の古い総合大学の一つです。世界的にも高い評価を受けており、ノーベル賞受賞者を複数輩出しています。国際交流も盛んで、多くの留学生が学んでいます。

今回、留学しようと思ったきっかけと留学の目的について教えてください。

ボストン留学*1は環境が変わっても日本人と生活するので、より英語を使用しなくてはならない環境に身を置きたいと思ったからです。また、ヨーロッパの文化や価値観はアメリカとどのように違うのか知りたいと思い、トリノ大学への留学を決めました。

*1ボストン留学:英語コミュニケーション学科の学生は、昭和ボストンへの留学が卒業要件となっています。(=カリキュラム留学。一部例外あり)

特に印象に残っていることを教えてください。

現地の学生と仲良くなり一緒に旅行に行ったことです。5日間共に過ごした中で、イタリア人の生活スタイルを知ることができたり、イタリア料理の作り方を教えてもらうことができました。イタリアの生活スタイルで驚いたことの一つが、アペリティーボ文化です。仕事終わりや夕食前に、家族や友人とアペリティーボ(軽いおつまみと一緒にお酒を楽しむ時間)を過ごす人々を街中でよく見かけました。また、夕食の時間も家族や友人と会話を楽しみながらゆっくり食事をするのが印象的で、イタリアでは「 食事は人とのつながりを深める大切な時間」 という考えがあることを学びました。

また、日本語の授業にいくつか参加し、イタリア人の友達を作ることができました。思っていたよりも多くのイタリア人が日本文化に興味を持っており 、熱心に学んでいることが印象的でした。 トリノ大学では大学4年間を通してしっかりと日本語を学べるため、 大学2年生の時点で日常会話ができるほど上達している学生も多く 、日本語に対する学習意欲の高さを感じました。 漢字ドリルを見せてもらった際、 漢字を人や田んぼなどの絵にして覚えているのが面白く、 漢字を楽しく学ぶための工夫がされていることに驚きました。 このような経験を通して、 日本語を学ぶイタリアの学生たちの努力や、 日本文化への関心の高さを肌で感じることができました。

カフェで日本とイタリアの文化や食事について教えあったり、美術館に足を運んだ週末も印象に残っています。



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今回の留学で一番自分なりに成長したと思う点、変化したと思う点は何ですか?また、今後取り組んでいきたいことなどがあれば教えてください。

積極的に意見を言ったり、行動するようになったことです。また、半年間の留学を通して、イタリアの良さだけでなく日本の良さにも改めて気づくことができました。留学はただ語学力を上げるだけでなく、実際に自分の目で見てその国の文化や価値観を知ることができます。今後は英語力を維持するために、TUJ*2で留学生と交流するプログラムに積極的に参加したいです。

*2TUJ:テンプル大学ジャパンキャンパスの略称。アメリカのフィラデルフィアに本校があります。東京キャンパスは本学のキャンパスと隣接しており、交流の機会が提供されています。
・テンプル大学ジャパンキャンパスについて:https://www.tuj.ac.jp/jp
・本学世田谷キャンパスでの異文化学習と国際交流の機会について:
https://www.swu.ac.jp/global/setagaya/program.html


参加を検討している人へのアドバイスやメッセージをお願いします!

私は留学に行く前はイタリアで英語が通じるか不安でしたが、英語を話せる人はたくさんいるのでなんとかなります。大学内で何か分からないことがあれば、周りの方が助けてくれます。 トリノには美術館や博物館がたくさんあり、美味しい郷土料理もあるので是非留学生活を楽しんでください。(美術館や博物館巡りをする場合は、年間パスポートの購入をお勧めします。(https://abbonamentomusei.it/ )



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