生活機構研究科

福祉社会研究専攻(修士課程)

Graduate Program in Social Welfare
生活機構研究科01
3つの領域から福祉社会を総合的に研究
INDEX
 

福祉社会研究専攻の特色

本専攻は、福祉社会、社会福祉および現代社会に関する諸課題をさらに発展させ、総合的に福祉社会システムに関わる学際的な研究を行います。具体的には、福祉政策、児童福祉、高齢者ケア、障害者福祉、ソーシャルワーク、医療福祉、地域福祉、生活福祉経営、言語社会、都市社会、生活経営、表象文化、ソーシャルネットワーク、比較教育社会学等各自の関心分野に沿って研究を進めます。
01

福祉・ソーシャルワーク

人権と社会正義、人間の尊厳を重視したより良い福祉社会の創造とこれを担う人材の育成を目指し、福祉政策、ソーシャルワーク、児童福祉、高齢者ソーシャルサービス、医療福祉等の研究を進めます。
福祉社会研究専攻01




02

国際・ジェンダー

福祉社会の研究に不可欠なジェンダー視点を培います。20世紀初頭の特色ある女性論や女性・ジェンダーに関する国際的動向について学び、日本の女性政策、男女平等政策、労働政策、社会福祉政策の検討を行います。
福祉社会研究専攻02
03

経済・社会・地域

福祉社会の形成に影響を及ぼす現代の社会経済情勢、国際関係、国家・民族・言語政策、現代生活経営論等、グローバルな視点からの研究を行います。また、人権としての居住、福祉・環境・共生・持続可能性をキーワードとした地域環境計画の理論と方法を学びます。
福祉社会研究専攻03

指導教員・専任教員紹介

伊藤  純
教授
生活経営学の視点から
1.福祉社会における生活の社会化のあり方
2.生活資源マネジメントのあり方
を研究
大熊 省三
教授
1.まちづくり・地域活性化とビジネス研究
2.ソーシャルビジネス・ベンチャー起業の研究
3.CSR・消費者志向経営・産学官連携事業研究
粕谷 美砂子
教授
1.持続可能な生産・流通・消費と消費者志向経営
2.自営業/農家世帯の生活経営とジェンダー
3.多様な主体による生活の協働と地域共生社会に関する研究
川﨑  愛
教授
当事者としての子どもの立場から社会の諸問題を明らかにする。
社会の問題の解決と子どもの脱スティグマ化の方法を探る。
北本 佳子
教授
1.ソーシャルワークの対人援助場面における実践研究
2.コミュニティソーシャルワーク、地域包括ケア (地域共生社会)に関する研究
3.福祉サービスの組織のマネジメントや人材確保・育成、研修、専門性の向上(コンサルテーション・リーダーシップ・苦情解決を含む)に関する研究
シム チュン・キャット
教授
情報化やグローバル化、そして先進国における少子高齢化の急速な進展により、家族・学校・職場・社会などのあり方が大きく変わりつつある中、その特徴や課題を教育社会学の視点から捉えたうえで日本と諸外国の現状および今後の動向を比較研究する。
高橋  学
教授
1.医療福祉、精神保健、地域ケア領域の実践研究(ソーシャルワーク理論含む)
2.スーパービジョン研究(専門職の人材育成と組織マネジメント)
3.臨床や組織における意思決定の分析
4.多職種連携とグリーフケア研究
鶴田 佳子
教授
現代社会における諸現象を都市・地域の視点から研究。特に地中海地域の都市に重点をおき、比較研究する。
根本 治代
教授
1.障害者の福祉から雇用への移行支援に関する研究
2.障害者のキャリア形成に関する研究
3.知的障害者の就労と生活支援に関する研究
福田 淳子
教授
映画化・舞台化・オペラ化などアダプテーションされた文学作品が、エンターテインメントという枠組みの中で捉え直したとき、社会においてどのような意味を持つのかを研究している。
天笠 邦一
准教授
1.メディアを介した社会的ネットワークの形成
2.社会関係資本による社会的実践・現象の理解
3.フィールドワークとソーシャルデザイン
※氏名/研究テーマに変更が生じる場合があります。

開講科目(2024年度)

家族政策研究Ⅰ 家族福祉を保障する各種政策に関する研究 現代生活経営演習Ⅰ2

 


生活福祉経営研究Ⅰ 福祉・生活支援サービスについて生活経営・生活福祉の視点から研究 都市社会研究Ⅰ 都市・地域に関する社会学的研究


生活福祉経営演習Ⅰ1
都市社会演習Ⅰ1
 


生活福祉経営演習Ⅰ2
都市社会演習Ⅰ2

ソーシャルワーク研究Ⅰ
ソーシャルワークの理論と実践(経営を含む)に関する研究

組織行動論研究Ⅰ
 
組織が機能的に活動するための管理方法を学ぶ
ソーシャルワーク演習Ⅰ1
比較教育社会学研究Ⅰ
 
社会・文化現象としての教育を、社会学の視点から比較研究

ソーシャルワーク演習Ⅰ2
比較教育社会学演習Ⅰ1

医療福祉研究Ⅰ
EBPに基づく、医療福祉、精神保健、 在宅ケア領域の研究
比較教育社会学演習Ⅰ2

医療福祉演習Ⅰ1
社会学方法論研究Ⅰ
医療福祉演習Ⅰ2
ソーシャルネットワーク研究Ⅰ
メディアと社会的紐帯

スーパービジョン研究Ⅰ
スーパービジョンの理論と実践方法
ソーシャルネットワーク演習Ⅰ1

児童家庭福祉研究Ⅰ
要保護・要支援児童および家族の社会的包摂に関する研究
ソーシャルネットワーク演習Ⅰ2

児童家庭福祉演習Ⅰ1
社会文化研究Ⅰ 表象文化に関する社会学的研究

児童家庭福祉演習Ⅰ2
社会文化演習Ⅰ1
高齢者福祉研究Ⅰ
高齢者のケアと研究方法

社会文化演習Ⅰ2

障害者福祉研究Ⅰ 障害者のキャリア及び生活支援に関わる諸理論・アプローチとその応用に関する研究 CSR論研究Ⅰ CSRの現状、企業の実践について学ぶ

障害者福祉演習Ⅰ1
CSR論研究Ⅰ1
障害者福祉演習Ⅰ2

CSR論演習Ⅰ2

地域福祉研究Ⅰ

地域福祉理論・地域福祉政策・地域福祉実践に関する研究

言語政策研究Ⅰ
国語の構築と少数民族問題に関する研究


現代生活経営研究Ⅰ
現代社会における家族・生活問題についてジェンダー及び生活経営視点から研究

福祉社会特別研究Ⅰ



現代生活経営演習Ⅰ1


修士論文テーマ

  • 日本とデンマークにおける乳幼児期の保育事情の比較 ―保育の質の向上をめぐる課題の検討―
  • イベントを活用したまちの活性化に関する研究 ―三軒茶屋と横浜の大道芸を比較事例として―
  • 母子生活支援施設における精神的な課題をもつ母親への就労支援に関する研究
  • 中国・大連市の高齢者福祉施策の現状と老親扶養意識の研究 ―養老院施設責任者・従事者・入所者の意識調査結果を通して―
  • グループスーパービジョンにおけるスーパーバイジーの気づきのプロセス
  • ソーシャルワーカーによる回復期リハビリテーション病棟への転院支援実践の分析
  • 北京の社会養老における自己決定支援の展開可能性に関する研究 ―一人っ子政策下における親・子の意識に焦点を当てて―
  • カンボジアの首都プノンペン市に生きる労働児童が歩む『単線型人生』 ―日本に向かう技能実習生とのつながりから考える―
  • モンゴル国と内モンゴル自治区のモンゴル語行政用語の比較研究 ―政府諸機関の称における語彙を中心に―
  • 介護老人福祉施設における新任職員の人勢育成の研究 ―チューターに関するインタビュー調査の分析から―
  • 中国地方都市における『社区』をめぐる課題と未来への展望 ―若者の帰属意識を手がかりに―