生活機構研究科

生活機構学専攻(博士後期課程)

Graduate Program in Sciences and Culture
生活機構研究科08
INDEX
 

生活機構学専攻の特色

博士後期課程は、生活文化・人間社会・生活科学の各研究領域を設けて、歴史・民俗・文化財の人文科学と、心理・教育・福祉の社会科学、衣食住に関わる自然科学の幅広い分野をカバーし、個性豊かな博士(学術)号取得者を輩出してきました。こうした実績を基盤に、全国的にもユニークな専攻の特性をさらに強化するため、企業や他研究機関などとの共同研究を行い、成果を上げています。
キーワードは「人間の生活に関する総合科学」。人文・社会・自然科学の垣根を超えて、様々な角度から生活にアプローチする研究活動と、全教員による「生活機構学総合研究」を通して、「生活機構学」という本学オリジナルの学問領域を擁立し、更に発展させています。
生活文化研究領域
歴史的視点から、生活と文化と住居に焦点をあてて、その豊かな関係性を探求する。
人間社会研究領域
人間の成長・発達を科学的に探究する手法を探り、その意義を検討する。
生活科学研究領域
QOL向上に関わるヒトを取り巻く外的環境や身体機能の維持・増進を探究する。。
生活機構学専攻01
生活機構学専攻02
生活機構学専攻03

指導教員・専任教員紹介

鶴岡 明美
教授
・江戸時代後期の画家、谷文晁とその一門の絵画活動について、詳細を明らかにするとともに同時代の文人文化との関連を探る。
・黄表紙挿絵の研究。登場人物の身振りやしぐさや屋内の描写が一枚絵の表現に与えた影響についての考察。
ボルジギン フスレ
教授
1.北東アジア地域における諸民族の歴史と文化の研究
2.モンゴル・中国・日本・ロシア国際関係史の研究
3.シルクロードとティーロードの研究
松田  忍
教授
1.1920年代~1950年代の日本の政治と社会
2.戦後日本における被爆者運動の展開
野口 朋隆
准教授
1.近世武家における「家」の研究
2.江戸幕府と藩に関する研究
3.女性史に関する研究
清水  裕
教授
1.向社会的行動
2.防災意識と地域防災対策
松永 しのぶ
教授
自閉スペクトラム症の認知発達と発達支援に関する研究
松澤 正子
教授
1.乳幼児期の精神発達
2.親子関係の神経基盤
村山 憲男
教授
睡眠や認知症に関する臨床心理学的研究
伊藤  純
教授
生活経営学の視点から
1.福祉社会における生活の社会化のあり方
2.生活資源マネジメントのあり方 
を研究
粕谷 美砂子
教授
1.持続可能な生産・流通・消費と消費者志向経営
2.自営業/農家世帯の生活経営とジェンダー
3.多様な主体による生活の協働と地域共生社会に関する研究
北本 佳子
教授
1.ソーシャルワークの視点からの対人援助に関する研究
2.コミュニティソーシャルワーク、地域共生社会に関する研究
3.福祉サービスの組織マネジメントや人材確保・育成、研修、専門性の向上(コミュニケーション・リーダーシップ・苦情解決・女性活躍を含む)に関する研究
シム チュン・キャット
教授
情報化やグローバル化、そして先進国における少子高齢化の急速な進展により、家族・学校・職場・社会などのあり方が大きく変わりつつある中、その特徴や課題を教育社会学の視点から捉えたうえで日本と諸外国の現状及び今後の動向を比較研究する。
白數 哲久
教授
1.海外の動向を踏まえた科学教育におけるカリキュラム開発とサイエンス・コミュニケーションに関する研究
2.文化・歴史的活動理論に基づいた生活・総合の研究
3.ものづくりとプログラミングの活用を融合させたSTEAM教育の実践的検討
中村 徳子
教授
1.応用行動分析から考える教育・保育現場で活かすポジティブ行動の支援
2.応用行動分析に基づく保護者支援(ペアレント・トレーニング)
3.乳幼児を対象とした比較認知発達に関する心理学的研究

石垣 理子
教授
1.ICT活用による衣服設計の精度検証および衣服デザイン手法の研究
2.乳がん患者の衣服選択を支援するスマートミラー開発のための基礎研究
金尾  朗
教授
1.様々な都市空間における現代の建築のデザインの成立について
2.建築空間と、インテリア、都市空間の関係性
3.現代の建築デザインのアナリーゼと提案
小川 睦美
教授
食品の機能成分が生体に及ぼす影響について、特に性差に着目して研究を行っている
清野 誠喜
教授
1.食を対象とした消費者行動の分析
2.食を対象としたマーケティング行動の分析
中西 員茂
教授
1.血液透析患者におけるリンとカルシウムについて特に食事との関連
2.妊娠高血圧症候群と塩分摂取についてシステマティックレビューなどにより検討する
山中 健太郎
教授
ヒトの身体を一つのシステムとしてとらえ、その生体信号および動作・行動の記録から、
1.食欲と食行動の変動
2.エネルギー摂取と消費の関係
3.意志決定の傾向
4.巧みな運動制御 
について研究を行っている
渡辺 暁行
教授
食品成分を利用した疲労やストレスの軽減効果とそのメカニズムに関する研究
※氏名/研究テーマに変更が生じる場合があります。

開講科目(2025年度)

共通
生活機構学総合研究 生活機構学を理解するためのオムニバス授業
生活文化研究領域
生活文化研究ⅡA モンゴル諸民族の社会と文化 生活文化研究ⅡC 日本近世の政治と社会
生活文化研究ⅡB
戦後日本の社会生活文化研究ⅡE
民俗芸能伝承論
人間社会研究領域
臨床心理研究ⅡA睡眠と認知症の臨床心理学生活福祉経営研究Ⅱ
福祉社会における生活の社会科の研究
臨床心理研究ⅡB 事例研究を通した心理臨床の基本 ソーシャルワーク研究Ⅱ
ソーシャルワークの実践と理論を中心とする社会福祉学に関する研究
社会心理研究ⅡA 社会的認知の心理学 現代生活経営研究Ⅱ 持続可能な消費と生活経営学研究
社会心理研究ⅡB
災害の社会心理学 比較教育社会学研究Ⅱ 教育の諸課題を社会学的視点から比較研究
発達臨床心理研究ⅡB
発達と支援の心理学 理科教育研究Ⅱ 自然認識の構造と構成
認知発達心理研究Ⅱ 乳幼児の精神発達 発達教育心理学研究Ⅱ 乳児心理学教育の応用
生活科学研究領域
建築計画研究Ⅱ 建築・都市デザインの形成要因 食品機能成分研究Ⅱ
食品機能成分の栄養学的評価
ファッションデザイン研究ⅡA 機能的で美しい衣服のデザインと評価
臨床栄養研究Ⅱ
疾患別臨床栄養について
食品材料機能開発Ⅱ
食品機能の解析・評価と生産・流通
生体システム研究Ⅱ 身体運動と食行動のシステム生理
食品材料機能解析研究Ⅱ
機能性食品成分と疾病との関わり 流通機能研究Ⅱ

消費者行動の解析・評価

博士論文

博士後期課程(課程博士)・論文博士
※2013年度以降に学位を授与された論文の要旨、および審査結果の要旨については、昭和女子大学学術機関リポジトリに掲載します。