社会のため、人びとのために力を発揮する。
INDEX
心理学専攻の特色
講座が2つあります。「臨床心理学講座」は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会から第1種大学院の指定を受けており、修了者は実務経験免除で臨床心理士資格試験を受験でき、修了者の合格率は例年、全国平均を上回っています。附属の生活心理研究所の心理臨床相談室や、外部の教育相談機関・病院等の協力を得て、密度の濃い実習指導を行っています。
また、公認心理師に必要な科目を修めて学部を卒業した方は、当講座で大学院で必要な科目を履修して公認心理師の受験資格を満たすことが可能です。
「心理学講座」は、各自の関心に沿って自由に研究を進めることができる講座です。具体的には認知・学習、発達・教育、社会・産業、人格・臨床などの分野から選択して学修し、自身の研究を深めます。修了後の進路としては、企業や官公庁で心理学の専門性を活かし活躍することを目指します。
また、公認心理師に必要な科目を修めて学部を卒業した方は、当講座で大学院で必要な科目を履修して公認心理師の受験資格を満たすことが可能です。
「心理学講座」は、各自の関心に沿って自由に研究を進めることができる講座です。具体的には認知・学習、発達・教育、社会・産業、人格・臨床などの分野から選択して学修し、自身の研究を深めます。修了後の進路としては、企業や官公庁で心理学の専門性を活かし活躍することを目指します。
01
充実した教員スタッフにより幅広い研究テーマを指導
心理学専攻には、認知、社会、発達、臨床等を専門分野とする10名の常勤教員がいます。教育相談、発達障害者支援、司法・矯正、産業、医療で現場経験を積んだ臨床心理士有資格者も5名含まれています。
02
「臨床心理士」と「公認心理師」2つの資格に対応する臨床心理学講座
臨床心理学講座は、修了によって実務経験免除で「臨床心理士」の受験資格を得られる、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が指定する第一種大学院です。また、カリキュラムは、国家資格である「公認心理師」の受験資格にも対応しています。
03
臨床心理士・公認心理師養成のための充実した学内・学外実習
臨床心理士・公認心理師の養成には、理論と実践の両方が必要です。さまざまな技法や理論を学びつつ、個人スーパーヴィジョンで自分の特徴に気付き、心理臨床家としての態度を身につけます。また病院や学校、療育機関などの学外専門機関のご協力を得て、学外実習を1年次後期より実施します。2機関の学外実習を基本とし、うち1機関は必ず医療機関での実習を経験します。
学外実習先は全員の分を大学院が確保しています。学内実習は、生活心理研究所の心理臨床相談室において行います。
学外実習先は全員の分を大学院が確保しています。学内実習は、生活心理研究所の心理臨床相談室において行います。
04
自分の問題意識に基づき専門的な研究に従事する心理学講座
自分のテーマに即して、ていねいな研究指導を受けることができます。院生自身の疑問や着想を尊重し、それが学術的な業績としてまとまるように専門的な助言を行います。修了後は、研究で得たものを社会に還元していきます。
指導教員・専任教員紹介
教員紹介(心理学科オリジナルページ) 教員紹介・研究業績(大学ページ)島谷 まき子 教授 |
1.精神科デイケアグループの実践的研究 2.心理劇の過程と効果 |
清水 裕 教授 |
1.向社会的行動 2.防災意識と地域防災対策 |
松永 しのぶ 教授 |
自閉スペクトラム症の認知発達と発達支援に関する研究 |
田中 奈緒子 教授 |
1.犯罪・非行臨床:立ち直りへの支援 2.青年期・成人期のキャリア発達 3.臨床心理査定:特にTAT(主題統覚法) |
藤島 喜嗣 教授 |
1.社会的相互作用場面における社会的推論の歪み 2.社会心理学における再現性問題の検証と解決の試み |
松澤 正子 教授 |
1.乳幼児期の精神発達 2.親子関係の神経基盤 |
松野 隆則 教授 |
1.推論に関する心理学的研究 2.認知過程の言語化に関する研究 |
木村 あやの 准教授 |
1.感覚過敏/低反応に関する心理学的研究 2.学校生活における心理的健康 |
榊原 良太 准教授 | 1.感情の機能・制御に関する研究 2.科学的思考をめぐる社会心理学的研究 |
本多ハワード素子 准教授 |
マイノリティメンバーが組織変化に及ぼす影響 |
村山 憲男 准教授 |
睡眠に関する臨床心理学的研究 |
開講科目(2024年度)
臨床心理学講座 開設授業科目
臨床心理学特論A | 臨床心理学の基本概念 | 認知心理学研究C | 推論の認知心理学 |
臨床心理学特論B | 臨床心理面接の諸理論と技法の比較 | 社会心理学研究A※ | 態度と説得の社会心理学 |
臨床心理面接特論A※ | 心理療法の理論と方法 | 社会心理学研究B | 向社会的行動の社会心理学 |
臨床心理面接特論B | 心理臨床的援助および心理治療過程の考察 | 社会心理学研究C | 対人関係の社会心理学 |
臨床心理査定演習A※ | 心理アセスメントに関する知識と技術の習得 | 社会心理学研究D※ | 産業・労働の社会心理学 |
臨床心理査定演習B | 投映法(ロールシャッハ・テスト)に関する知識と技術の習得 | 犯罪心理学研究※ | 犯罪原因論及び司法・犯罪分野の臨床に関する理解 |
臨床心理基礎実習Ⅰ | 心理臨床の専門家として必要な基礎的な技術の習得 | 精神医学研究※ | 統合失調症や軽症うつ病などの精神科の病気の理解 |
臨床心理基礎実習Ⅱ | 心理臨床の専門家として必要な基礎的な技術の習得 | 障害児心理学研究 | 発達障害の行動・心理的特徴を理解し発達援助について学ぶ |
臨床心理実習Ⅰ※ | 心理臨床の専門家として必要な態度や技法の習得 | 精神分析学研究 | 精神分析学の理論と実践 |
臨床心理実習Ⅱ | 心理臨床の専門家として必要な態度や技法の習得 | 家族療法研究 | |
心理学統計法 | グループ・アプローチ研究※ | 集団心理療法の諸理論と技法 | |
心理学研究法 | 実証的心理学研究に必要となる基本的な知識と技術の習得 | 学校臨床心理学研究※ | 学校臨床心理学の基礎および実際について学ぶ |
人格心理学研究 | 心理実践実習B※ | ||
発達心理学研究A |
認知の発達 |
心理支援総合研究 |
|
発達心理学研究C |
社会認識と自己の発達 | 心理学演習I -1 |
|
発達心理学研究D |
言語の発達 |
心理学演習I -2 |
|
発達臨床心理学研究※ | 発達支援の理論と方法 | 心理学特別研究I |
心理学講座 開設授業科目
心理学統計法 | 社会心理学研究C |
対人関係の社会心理学 | |
心理学研究法 | 実証的心理学研究に必要となる基本的な知識と技術の習得 | 社会心理学研究D |
産業・労働の社会心理学 |
人格心理学研究 | 犯罪心理学研究 | 犯罪原因論及び司法・犯罪分野の臨床に関する理解 | |
発達心理学研究A | 認知の発達 | 精神医学研究 | 統合失調症や軽症うつ病などの精神科の病気の理解 |
発達心理学研究C | 社会認識と自己の発達 | 障害児心理学研究 | 発達障害の行動・心理的特徴を理解し発達援助について学ぶ |
発達心理学研究D | 言語の発達 | グループ・アプローチ研究 | 集団心理療法の諸理論と技法 |
発達臨床心理学研究 | 発達支援の理論と方法 | 学校臨床心理学研究 | 学校臨床心理学の基礎および実際について学ぶ |
認知心理学研究C | 推論の認知心理学 | 心理学演習I -1 | |
社会心理学研究A | 態度と説得の社会心理学 | 心理学演習I -2 | |
社会心理学研究B | 向社会的行動の社会心理学 | 心理学特別研究I |
注2) ※の正式名称:精神医学研究(保健医療分野に関する理論と支援の展開)/発達臨床心理学研究(福祉分野に関する理論と支援の展開)/学校臨床心理学研究(教育分野に関する理論と支援の展開)/犯罪心理学研究(司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開)/社会心理学研究A(心の健康教育に関する理論と実践)/社会心理学研究D(産業・労働分野に関する理論と支援の展開/臨床心理査定演習A(心理的アセスメントに関する理論と実践)/臨床心理面接特論A(心理支援に関する理論と実践)/グループ・アプローチ研究(家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践)/臨床心理実習Ⅰ(心理実践実習A)/心理実践実習B
修士論文テーマ
- 育児期女性における完全主義傾向がワーク・ファミリー・コンフリクトと精神的健康に与える影響
- Toddler期の子どものいやいや行動に対する養育者の対処行動-子ども観といやいや行動の捉え方に着目して-
- 幼児のふり遊びと感情理解の能力との関連
- 巡回相談員の専門性向上に関する基礎的研究-巡回相談の支援過程に注目して-
- 女子大学生の友人関係と依存性が心理的適応観に与える影響
- セルフ・モニタリングと自己理解が否定的意識に及ぼす影響-対人関係における違和感を抱いた状況に着目して-