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2023.08.31
【昭和学報】初心者から楽しめるフィギュアスケート部
昭和女子大学にフィギュアスケート部があることをご存知ですか?フィギュアスケート部に所属する健康デザイン学科4年秋山友菜さん(2022年度部長)と現代教養学科3年相﨑日菜子さんに活動についてインタビューしました。

秋山さん:昔から習っている方と大学に入学してから始める方の2パターンがいて、一緒に活動しながらそれぞれのペースで上達を目指していく部活です。主に、南船橋にあるスケート場で練習しています。合宿では、群馬県のスケート場、発表ではKOSE新横浜アイスアリーナを使っています。
秋山さん:私たちの部活は、選手部門・初心者上達部門・初心者趣味部門の3部門で構成しています。趣味部門では、スケートをやりたい時ややりたい技があった時にきままに練習します。上達部門は初級資格を取って大会に出場します。私自身は選手部門として活動中です。日菜子さんは4月に初級を取り、2月に大会に出場したよね。初心者の方は、まず靴の履き方から練習して、最初は掴まりながら滑ります。インストラクターをお願いしている瀬尾茜先生に基礎を教えていただいたり、経験者からアドバイスをもらったりして練習しており、経験者同士も教えあって切磋琢磨しています。また、私たちの部活では大会出場を目指して練習に励んでいます。
秋山さん:小学校5年生の時にフィギュアスケートを始めてからずっとクラブに所属していました。大学生の大会に出場するためには大学の部活に入部している必要がありました。また、先輩が部活動を立て直し、盛り上げようと頑張っていることを知り、私もそんな先輩と一緒に活動したいと思い、コロナ禍の2020年の10月に入部しました。
相﨑さん:元々フィギュアスケートを観ることが好きでした。何かのクラブやサークルに入りたいと考えていた時にフィギュアスケート部の説明会に参加しました。先輩の雰囲気が良く、初心者でも始められると思い、入部しました。
Q.選手になりたいと考えていますか?
A.
秋山さん:フィギュアスケートは少し面白い構造をしていて、初級を取得すれば全員選手と呼ばれます。大きな大会に出場している選手は7~8級で、私は現在5級を持っています。レベルの差はありますが大学生の選手という形でファンがいるかたもいらっしゃいます。私も日菜子さんも級を持っているため選手になります。
秋山さん:人によりますが、今の1年生は週1くらいで練習していますね。部活の方針としては学業を優先しています。年明けやテスト期間はレッスンは無く、学業と両立しやすい環境を作っています。月一回の貸切の日や発表会や大会などのイベント前には多くの方が練習に来ています。
秋山さん:学外で参加しているクラブでの約週3回の練習がメインです。部活では週1回の練習と月1回の貸切に参加しています。クラブでは曲をかけながらジャンプやスピンなどの技をがっつり練習しています。フィギュアスケート選手の練習風景を想像してもらえると分かりやすいと思います。部活では基本教える側にまわって、基礎のステップや曲かけ(自分の曲をかけて練習)をしています。夏休みは陸上トレーニングもします。初心者だとバランスを取るのが難しく氷上では身体が動かなくなってしまうため、陸上でジャンプや体幹トレーニングなどを行い、同じことを氷上でもできるようになるまで練習します。また、夏休みには合宿もあります。
秋山さん:3種類しか飛べなかった2回転のジャンプが全種類飛べるようになるなど、自分自身の成長を感じられたことです。2年連続で全日本大学選手権に出場することができました。特に2年生の時に先輩と一緒に同じ大会でメダルを取ることができたことが、一番印象に残っています。
また、新入部員が入部してくれた時は嬉しかったです。先輩が部を立て直してくれたばかりの頃は部員が4人しかいませんでした。今は個性豊かな13人のメンバーがいます。
相﨑さん:初級のテストに合格したことです。テストに合格してバッチと合格印を貰ったことで、憧れていた選手に自分もなれたと実感できました。大会にも出られるようになったので嬉しいです。また、3月に部内で行った発表会は1年間の自分の成長を感じられたり他の選手の演技を間近で観ることが出来たりする場なのでとても印象に残っています。
秋山さん:秋桜祭に参加したことです。フィギュアスケート部は自分たちで作った焼ドーナツを販売しました。もともとあったメニューを改良して何度か試作し、試行錯誤を重ねた結果、2日間で600個販売することが出来ました。来場してくださった方のなかには美味しかったからメニューが知りたいとおっしゃってくださった方もいてとても嬉しかったです。売り上げはリンクを貸し切るために使わせていただきました。大変でしたが、部員やその他のさまざまな人たちと関わることができたいい思い出です。
相﨑さん:昨年9月に行った1泊2日の合宿です。群馬県の伊香保町にあるスケートリンクを貸し切り、強化練習をしました。練習後に温泉街を散歩して部員同士の仲が深まったと思います。

秋山さん:大きな大会で活躍している選手や他大学の選手の演技を観られることです。通常であれば観客としてお金を払わなければ観られませんが、同じ選手という立場から観られるのはフィギュアスケート部ならではだと思います。また、貸し切り練習や大会で他大学の選手と交流できるのも入って良かったことの1つです。
秋山さん:周りからは「大人しそう」、「品がある」というイメージを持たれやすいのですが、にぎやかに和気あいあいとやっています。上下関係があるというよりは歳の違う友達、姉妹のような関係性でほんわかしています。みんな個性豊かです。フィギュアスケートが好きな人が集まっているので、大学内で唯一フィギュアスケートに関するコアな話ができる場所です。
秋山さん:2年生後期は実習や実験が多いことに加えて、プロジェクトに2つ参加していたり、アルバイトをしていたりしたため、とても忙しい時期でした。フィギュアスケートと同じくらい学業も大切なので、タスク管理とタイムマネジメントに気を配っていました。フィギュアスケート以外のことに関してはまずやるべきことを洗い出してから時間ごとにぱっと切り替えることを意識しています。
フィギュアスケートに関しては1週間後、1か月後、3週間後、半年後、1年後とその時になりたい自分を思い浮かべて、そのためにはどうしたら良いかを考えて練習に臨んでいます。3年生では部長、クラス連合委員会の副代表、プロジェクトの副リーダーを努め、委員会の仕事はできる限り電車の移動時間を有効活用して行いました。部活の仕事は部長が全て請け負わず、部員の子にも割り振っていました。勉強に関しては授業にしっかり集中して出来る限り授業内で覚えるようにしたり、課題に取り組む時間を決めてから取り掛かるようにしたりすることを意識し、スキマ時間を上手く活用したりやるべきことをルーティーン化するといった工夫をしていました。健康デザイン学科で資格取得を目指しているので部活のみに集中するのは厳しく、他の方も様々な事情があると思うので、部活が負担にならないよう先輩と話しあって両立しやすい環境を作りました。
相﨑さん:教職課程を取っていたり、秋桜祭の学科展示の代表をやったりしていたことから2年生になってからより忙しくなりました。やらなければならないことに優先順位をつけています。2年生の頃に友菜先輩に「短い時間でも集中して練習できれば良い」とアドバイスをもらってから質の高い練習を意識しています。入部前はフィギュアスケートを始めたいという一心でしたが、徐々に課題が増えたり期末テストの時期が来たりすると両立の難しさを感じました。自分のペースで練習しよう、先生のレッスンの日は必ず参加しようなどと考えるようになってからは、両立出来ています。
相﨑さん:初級を取得したいと入部してくれた1年生が4人いるので、今年度中に初級を取得して大会に出場できると良いなと考えています。また、団体としても良い成績を残したいです。先輩方が築き上げてくださった楽しんでフィギュアスケートができる環境を引き継いでいきたいです。
秋山さん:大学生になったらぜひ何かにチャレンジしてみてほしいです。例えばそれが部活でもアルバイトでも、少しでもやってみたいと感じたならやってみた方がいいと思います。どれだけ小さなことでも得られるものがあると思います。
フィギュアスケートは難しそうというイメージがあるかもしれませんが、実は誰でもできるスポーツです。私たちフィギュアスケート部は年齢関係なくみんな仲よく楽しんで部活をしているので、スポーツを楽しみたい、交友関係を広げたいという理由からでもフィギュアスケート部を一つの選択肢として興味を持っていただけると嬉しいです。
相﨑さん:挑戦することは大事だと思います。私自身、入部する前はさまざまな不安がありましたが、いざ入部してみたら「意外に自分でもできるんだ」、「挑戦して良かった」と思えました。まず行動に移してみることが大学生活を充実させるために必要だと思います。フィギュアスケート部に少しでも興味があれば、SNSをチェックしてみてください!
石塚 そよか
初等教育学科。学報委員長。
趣味はカメラを持って散歩に出かけること。
池嶋 透子
人間社会学部
現代教養学科 3年

Q.フィギュアスケート部について紹介お願いします。
A.秋山さん:昔から習っている方と大学に入学してから始める方の2パターンがいて、一緒に活動しながらそれぞれのペースで上達を目指していく部活です。主に、南船橋にあるスケート場で練習しています。合宿では、群馬県のスケート場、発表ではKOSE新横浜アイスアリーナを使っています。
Q.初心者はどのように練習を進めていくのですか?
A.秋山さん:私たちの部活は、選手部門・初心者上達部門・初心者趣味部門の3部門で構成しています。趣味部門では、スケートをやりたい時ややりたい技があった時にきままに練習します。上達部門は初級資格を取って大会に出場します。私自身は選手部門として活動中です。日菜子さんは4月に初級を取り、2月に大会に出場したよね。初心者の方は、まず靴の履き方から練習して、最初は掴まりながら滑ります。インストラクターをお願いしている瀬尾茜先生に基礎を教えていただいたり、経験者からアドバイスをもらったりして練習しており、経験者同士も教えあって切磋琢磨しています。また、私たちの部活では大会出場を目指して練習に励んでいます。
Q.フィギュアスケート部になぜ入ったのですか?
A.秋山さん:小学校5年生の時にフィギュアスケートを始めてからずっとクラブに所属していました。大学生の大会に出場するためには大学の部活に入部している必要がありました。また、先輩が部活動を立て直し、盛り上げようと頑張っていることを知り、私もそんな先輩と一緒に活動したいと思い、コロナ禍の2020年の10月に入部しました。
相﨑さん:元々フィギュアスケートを観ることが好きでした。何かのクラブやサークルに入りたいと考えていた時にフィギュアスケート部の説明会に参加しました。先輩の雰囲気が良く、初心者でも始められると思い、入部しました。
Q.選手になりたいと考えていますか?
A.
秋山さん:フィギュアスケートは少し面白い構造をしていて、初級を取得すれば全員選手と呼ばれます。大きな大会に出場している選手は7~8級で、私は現在5級を持っています。レベルの差はありますが大学生の選手という形でファンがいるかたもいらっしゃいます。私も日菜子さんも級を持っているため選手になります。
Q.どれくらいの頻度で活動していますか?
A.秋山さん:人によりますが、今の1年生は週1くらいで練習していますね。部活の方針としては学業を優先しています。年明けやテスト期間はレッスンは無く、学業と両立しやすい環境を作っています。月一回の貸切の日や発表会や大会などのイベント前には多くの方が練習に来ています。
Q.どのような練習を行っていますか?
A.秋山さん:学外で参加しているクラブでの約週3回の練習がメインです。部活では週1回の練習と月1回の貸切に参加しています。クラブでは曲をかけながらジャンプやスピンなどの技をがっつり練習しています。フィギュアスケート選手の練習風景を想像してもらえると分かりやすいと思います。部活では基本教える側にまわって、基礎のステップや曲かけ(自分の曲をかけて練習)をしています。夏休みは陸上トレーニングもします。初心者だとバランスを取るのが難しく氷上では身体が動かなくなってしまうため、陸上でジャンプや体幹トレーニングなどを行い、同じことを氷上でもできるようになるまで練習します。また、夏休みには合宿もあります。
Q.入部してから印象に残っていることは何ですか?
A.秋山さん:3種類しか飛べなかった2回転のジャンプが全種類飛べるようになるなど、自分自身の成長を感じられたことです。2年連続で全日本大学選手権に出場することができました。特に2年生の時に先輩と一緒に同じ大会でメダルを取ることができたことが、一番印象に残っています。
また、新入部員が入部してくれた時は嬉しかったです。先輩が部を立て直してくれたばかりの頃は部員が4人しかいませんでした。今は個性豊かな13人のメンバーがいます。
相﨑さん:初級のテストに合格したことです。テストに合格してバッチと合格印を貰ったことで、憧れていた選手に自分もなれたと実感できました。大会にも出られるようになったので嬉しいです。また、3月に部内で行った発表会は1年間の自分の成長を感じられたり他の選手の演技を間近で観ることが出来たりする場なのでとても印象に残っています。
Q.楽しかったことは何ですか?
A.秋山さん:秋桜祭に参加したことです。フィギュアスケート部は自分たちで作った焼ドーナツを販売しました。もともとあったメニューを改良して何度か試作し、試行錯誤を重ねた結果、2日間で600個販売することが出来ました。来場してくださった方のなかには美味しかったからメニューが知りたいとおっしゃってくださった方もいてとても嬉しかったです。売り上げはリンクを貸し切るために使わせていただきました。大変でしたが、部員やその他のさまざまな人たちと関わることができたいい思い出です。
相﨑さん:昨年9月に行った1泊2日の合宿です。群馬県の伊香保町にあるスケートリンクを貸し切り、強化練習をしました。練習後に温泉街を散歩して部員同士の仲が深まったと思います。

Q.フィギュアスケート部に入ってよかったと思うことは何ですか?
A.秋山さん:大きな大会で活躍している選手や他大学の選手の演技を観られることです。通常であれば観客としてお金を払わなければ観られませんが、同じ選手という立場から観られるのはフィギュアスケート部ならではだと思います。また、貸し切り練習や大会で他大学の選手と交流できるのも入って良かったことの1つです。
Q.フィギュアスケート部の雰囲気を教えてください。
A.秋山さん:周りからは「大人しそう」、「品がある」というイメージを持たれやすいのですが、にぎやかに和気あいあいとやっています。上下関係があるというよりは歳の違う友達、姉妹のような関係性でほんわかしています。みんな個性豊かです。フィギュアスケートが好きな人が集まっているので、大学内で唯一フィギュアスケートに関するコアな話ができる場所です。
Q.授業やプロジェクト活動、アルバイト等との両立はどのようにしていますか?
A.秋山さん:2年生後期は実習や実験が多いことに加えて、プロジェクトに2つ参加していたり、アルバイトをしていたりしたため、とても忙しい時期でした。フィギュアスケートと同じくらい学業も大切なので、タスク管理とタイムマネジメントに気を配っていました。フィギュアスケート以外のことに関してはまずやるべきことを洗い出してから時間ごとにぱっと切り替えることを意識しています。
フィギュアスケートに関しては1週間後、1か月後、3週間後、半年後、1年後とその時になりたい自分を思い浮かべて、そのためにはどうしたら良いかを考えて練習に臨んでいます。3年生では部長、クラス連合委員会の副代表、プロジェクトの副リーダーを努め、委員会の仕事はできる限り電車の移動時間を有効活用して行いました。部活の仕事は部長が全て請け負わず、部員の子にも割り振っていました。勉強に関しては授業にしっかり集中して出来る限り授業内で覚えるようにしたり、課題に取り組む時間を決めてから取り掛かるようにしたりすることを意識し、スキマ時間を上手く活用したりやるべきことをルーティーン化するといった工夫をしていました。健康デザイン学科で資格取得を目指しているので部活のみに集中するのは厳しく、他の方も様々な事情があると思うので、部活が負担にならないよう先輩と話しあって両立しやすい環境を作りました。
相﨑さん:教職課程を取っていたり、秋桜祭の学科展示の代表をやったりしていたことから2年生になってからより忙しくなりました。やらなければならないことに優先順位をつけています。2年生の頃に友菜先輩に「短い時間でも集中して練習できれば良い」とアドバイスをもらってから質の高い練習を意識しています。入部前はフィギュアスケートを始めたいという一心でしたが、徐々に課題が増えたり期末テストの時期が来たりすると両立の難しさを感じました。自分のペースで練習しよう、先生のレッスンの日は必ず参加しようなどと考えるようになってからは、両立出来ています。
Q.部全体の目標はありますか?
A.相﨑さん:初級を取得したいと入部してくれた1年生が4人いるので、今年度中に初級を取得して大会に出場できると良いなと考えています。また、団体としても良い成績を残したいです。先輩方が築き上げてくださった楽しんでフィギュアスケートができる環境を引き継いでいきたいです。
Q.フィギュアスケートに興味がある方にメッセージをお願いします。
A.秋山さん:大学生になったらぜひ何かにチャレンジしてみてほしいです。例えばそれが部活でもアルバイトでも、少しでもやってみたいと感じたならやってみた方がいいと思います。どれだけ小さなことでも得られるものがあると思います。
フィギュアスケートは難しそうというイメージがあるかもしれませんが、実は誰でもできるスポーツです。私たちフィギュアスケート部は年齢関係なくみんな仲よく楽しんで部活をしているので、スポーツを楽しみたい、交友関係を広げたいという理由からでもフィギュアスケート部を一つの選択肢として興味を持っていただけると嬉しいです。
相﨑さん:挑戦することは大事だと思います。私自身、入部する前はさまざまな不安がありましたが、いざ入部してみたら「意外に自分でもできるんだ」、「挑戦して良かった」と思えました。まず行動に移してみることが大学生活を充実させるために必要だと思います。フィギュアスケート部に少しでも興味があれば、SNSをチェックしてみてください!
執筆を担当した学報委員

石塚 そよか
初等教育学科。学報委員長。
趣味はカメラを持って散歩に出かけること。

池嶋 透子
人間社会学部
現代教養学科 3年