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2023.11.15

セーラム

 作家ナサニエル・ホーソーンの「七破風の館」で有名なセーラムにあるハウス・オブ・セブン・ゲーブルズ博物館を訪れました。

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 七破風の館は、急勾配の破風とオリエル窓を持つコロニアル建築の一例として知られています。屋根に七つの破風があることから、この家は七つの破風の館と呼ばれるようになりました。何世紀にもわたってこの家に加えられた変化を反映し、建築様式がユニークに組み合わされているのが特徴だということです。ホーソーンが子供のころには従姉妹であるスザンナ・インガソルがこの家を所有していてホーソーンもよくこの家に遊びに来ていたそうです。

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 アメリカのナサニエル・ホーソーンは1804年にセーラムで生まれました。彼の先祖は1692年の悪名高いセイラム魔女裁判に関与したとされ、この歴史的背景が彼の著作の多くに影響を与えているそうです。「七破風の館」は1851年に出版され、アメリカ文学の古典とされています。他にも何回も映画化されている「緋文字」も有名です。

 今では「七破風の館」は博物館であり、国定歴史建造物に指定されています。ガイドに案内されて邸宅、庭園、周辺の敷地を探索することができます。
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 ちなみに、セーラム市は太田区と姉妹関係を結んでいます。大森貝塚を発見したモース博士は、セーラム市にあるピーボディー科学アカデミー(現ピーボディー・エセックス博物館)の第3代館長でした。モース博士の結ぶ縁により、昭和59年、大田区立郷土博物館とピーボディー博物館(現ピーボディー・エセックス博物館)が姉妹館提携をし、それが発展して、平成3年、大田区とセーラム市は姉妹都市となりました。
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