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2024.07.22

【昭和学報】女性教養講座「女性と政治」

 6月10日に人見記念講堂で、女性教養講座「女性と政治」が開かれ、小渕優子先生に登壇していただきました。講座は2部構成で、最初に小渕先生に「私の歩んできた道」と題しご講演いただき、その後紹介者の坂東眞理子総長との対談が行われました。そして講座の後に、学報委員2名によるインタビューをさせていただきました。
 小渕先生は内閣府特命担当大臣(少子化対策・男女共同参画・公文書管理・青少年問題・食育)、経済産業大臣等を歴任され、現在は自民党選挙対策委員長として活躍されています。

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  小渕先生が政治の世界に踏み出されたのはお父様である、小渕恵三氏が内閣総理大臣に就任されたことがきっかけです。大学卒業後、社会人になってからのことでした。父を支えたいという思いで恵三氏の秘書となったそうです。恵三氏が突然の病で亡くった際、動揺も多い中、周囲の勧めや政治の世界で父の思いを継ぎたいという気持ちから選挙に出馬し、衆議院議員に26歳で初当選を果たしました。
 
 今回のお話の中で印象に残ったのは、「沢山の人の意見を聞き、意見がぶつかることもあるが、どこに落としどころを見つけるのか」という言葉です。「政治家の活動の一つとして学生から専門家までさまざまな立場の人と話をする機会があります。その中で今社会が必要としていることは何か、国会で議論していくことに政治の面白さがあります」と小渕先生は語りました。 日々授業やプロジェクト活動を通して話し合いを行う私たちにも深く関わり、一つの目標に向かって共に進むためには必要不可欠なことであると感じました。
 国会で意見を述べ、討論するのは国民から選ばれた国会議員です。自分の意見を反映するために選挙でどの政治家を選ぶのか、将来を担う若者の投票は非常に重要です。また、女性の国会議員が増えることは女性の働きやすい社会、誰もが暮らしやすい社会にもつながります。女性議員を増やすために各政党でもセミナーを行う等の動きもあります。


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  講座終了後、控室でインタビューに応じていただきました。
困難に直面したときの乗り越え方についてお聞きしたところ、「生きていると山があれば谷もある。困難に振り回されてしまうこともあるだろうけれど、じっと耐える時期も必要」と教えてくださいました。
 小渕先生は料理が趣味で、二人のお子さんによく作るのはカレーだそうです。私たち2人の学報委員に笑顔で気さくに答えてくださる姿に、親しみやすさを感じました。インタビューの最後には力強く握手をしていただきました。


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  インタビューを終えて、小渕先生はまさに「今を生きる女性」を体現されているという印象を受けました。女性が政治の世界へと足を踏み入れ、国会議員、大臣を務めながら常に挑戦する姿。女性だからできないという昔の固定概念に捉われず、新たな女性の道に選択肢を広げることへの責任感。困難なことにも楽しみを見出し実践していく姿。そこに芯の通った強さを感じました。人生は長いようで短いものです。挑戦する気持ちを失わず、自分らしく生きることを大切にしていきたいと思います。

 
執筆者プロフィール
ミヤモトサヤカ
宮本早弥香

会計ファイナンス学科
趣味は食べること😋♪( ´θ`)
ヤマモト
山本千晴

日本語日本文学科
甘いものが好きです♬


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