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2025.01.09
【心理学科】2024年度「心理学検定」特1級合格者の声
各セクションが更新しているブログをピックアップ! 今回は心理学科の記事です。
この特1級合格者のうち、来年度大学院に進学予定のAさん(心理学科4年)がコメントを寄せてくれました
合格おめでとうございます。今の思いを聞かせてください。
私は心理学検定を2年生から受験しており、今回が3回目の受験でした。4年次までに特一級を取得することを目標の一つにしていたため、合格することができてとても嬉しいです。 来年から大学院に進学することが決まっているため、検定で得た知識をより深め、大学院での学びやその後の公認心理師・臨床心理士試験にも生かしたいと思います。受検対策として、どんな勉強をしましたか。
私は心理学検定局が出版している問題集を中心に勉強していました 。まず、一問一答問題集に掲載されている単語について、心理学辞典や授業で使っていた教科書を用いて勉強しました。その後で、科目ごとに公式問題集を繰り返し解き、適宜ノートにまとめました。初めて受験したときは何から手をつけていいのかわからなかったため、公式問題集に掲載されていた合格者の方の声やお勧めの書籍を参考にして勉強をしました。心理学検定局 公式問題集 https://jupaken.jp/study/exercise.html
受検に向けて、どのようにモチベーションを維持しましたか。
特に初受験の2年次などはわからないことが多く、モチベーションの維持が大変でした。どうしても勉強したくない時は、心理学に関連する動画や漫画を見ることで、息抜きのついでにモチベーションを維持していました。勉強していることを動画や漫画とリンクさせて考えることで記憶にも残りやすくなったと思います。またこれらの動画や漫画には、心理職に関連するような社会問題(ヤングケアラー、老障介護、里親、少年院など)が取り上げられているものも多いため、それらの問題に対してどのような支援が必要なのかということや、数多くある機関(児童相談所、学校、支援施設、地域など)との連携の様子などを知ることができ、自分の将来のキャリアを具体的に考えることができるようになりました。 自分の関心を深めることもでき、大学院入試の面接準備にも役立ったと感じています。
★ Aさんのおすすめ
以下のものに限らず、発達障害や精神科医などをテーマにした作品やYouTubeにあるドキュメンタリーは探しやすいと思うのでおすすめです。 発達障害なわたしたち (1)(FEEL COMICS)/ 町田粥 祥伝社 発達障害の診断を受けている漫画家とその編集者が大人の発達障害の方にインタビューをするという内容のコミックエッセイです。発達障害の特性や検査について描かれているほか、発達障害を持つ方の就労や診断のタイミング、子育てなどについても触れられており、とても面白いのでおすすめです。 【密着】“ 変人 ” と呼ばれ..突き抜けた才能もつ少年画家 不登校からの再出発|ABEMAドキュメンタリー ディスレクシア、ASD、不登校など授業でも習う内容がでてきます。療育に通う様子も少し映っていています。 【ヤングケアラー】「家族 自分の人生か」 親の障害、精神疾患などと向き合い悩む子どもたち動き出した支援の仕組みとは?【首都圏情報 ネタドリ!】|NHK ヤングケアラーへの支援の流れや学校における新たな取り組みを知ることができ、とても勉強になります。 |
来年度受検予定の学生の方へメッセージをお願いします。
検定を通して心理学の知識を深めることができただけでなく、卒論の分析や院進学に向けた勉強にとても役立っています。 さらに、心理学の勉強法(複数の書籍を用いて勉強する、気になる単語や現象はすぐに調べる・他者に話してみるなど)や合格による自信も身につけることができ、受験して本当に良かったと感じています。 学科が受検費用の多くを負担してくれますし、事前の講座も開講されるため、しっかりと準備ができます。院進学を目指している方も、そうでない方もぜひ挑戦してみてください。
Aさん、ありがとうございました。知識を得るだけではなく、心理職としてのキャリアを具体的にイメージしながら学びを深めている姿が印象的でした。
来年度心理学検定の受検を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
〈 心理学検定担当 〉