アイヌ民族の服飾展

前掛け[マンタリ]

本州の前垂れが取り入れられたものである。アイヌの女性達は仕事や家事をする時、着物を汚さないためというより、着物の前が開(はだ)けるのを防ぐために、常に身につけていたもの である。切伏せや刺繍によってアイヌ文様が施されている。
表布は薄茶色と紺色の細かい格子縞木綿で、紺木綿を切伏せし、その上に緻密な針目のチェーン・ステッチでアイウシ文を主体とした刺繍文様が施されている。衣服の黒裂置文衣と同じ文様形式である。裏布は紺木綿布で、表布・裏布とも中央で2枚接(は)いだ二幅物である。前掛け布の上部及び紐は、薄茶木綿布を中央に1本及び両側に各1本の計3本を接いでいる。長い紐は胴にに二巻きにして前で結んで着用する。




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