アイヌ民族の服飾展

ニヴヒ(ギリヤーク)の工芸品 (参考出品)

樺太の小数民族ニヴヒ(旧称ギリヤーク)の工芸品である。トナカイの皮に、光沢のある多色(8〜9色)の刺繍糸を用い、繊細な刺繍が施されている。ステッチにはフィッシュボーン・ステッチ、チェーン・ステッチ、ブランケット・ステッチ等が用いられ、いずれも刺繍糸一本どりで、精緻な針目で刺されている。細い針を用い、皮の表面を抄(すく)っているため、裏面には針目が出ていない。渦巻きが内巻きに相対した文様を組み合わせ、流れるような曲線で連続文様が構成されている。
丸形のテーブル・センターは、周囲を毛皮で縁どり、その上にさらに、色の異なる毛皮の小片に12カ所に挿み込むことにより、刺繍を一層ひきたてている。小さなバッグなども工芸品としてみごとである。




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