※2023年度入学者から言語聴覚士コースの学生募集を停止します。
社会福祉士、精神保健福祉士、保育士の養成に変更はありません。
本学科で国家資格取得をめざす在学生3名に、福祉・保健・医療の専門職をめざしたきっかけや現在の大学生活について聞きました。
佐久間さんもともと障がい分野に興味があったことや、父から大学で自分の武器となるものを身につけるよう言われていたことで、障がいに関する資格が取得可能な大学を探していたときに、昭和女子大学の福祉社会学科の存在を知りました。
圓山さん医療に携わる仕事がしたかったのと、聴覚障がいに興味を持っていたことから、言語聴覚士の仕事を知り目指したいと思いました。言語聴覚士の勉強だけでなく福祉についても学べるという点から福祉社会学科を志望しました。
根本先生昭和女子大学では、年間を通して受験生を対象にしたオープンキャンパスや個別相談などのイベントを開催し、各学科で学べる内容や取得できる資格などを紹介しています。
福祉社会学科では、社会福祉学を中心に福祉・保健・医療の専門性を幅広く身に付けることができるカリキュラムを用意しています。さらに学科独自の企画として福祉先進国のデンマークやフィンランドへ毎年訪問し、医療機関や保育所、障がいのある人が利用する福祉施設などを視察する北欧福祉研修があります。
海外視察の体験や本学科で学べる福祉英語を通して、グローバルな視野や語学力を培い、国際・多文化社会における実践力やコミュニケーション力を身に付けることができますよ。
渡邉さん学生はみんな優しくそれぞれ個性があり、何かあれば相談に乗ってくれたりと、女子だけの環境だからこそ、気兼ねなく、今は楽しくのびのびと色々な事に挑戦できています。
佐久間さんとても充実しています。勉強は大変ですが、自分の将来に直接つながる学びなので、頑張ることができています。またサークルやボランティア、プロジェクト、アルバイトなど様々な活動に参加することで、自分の視野を広げています。福祉社会学科は、穏やかな雰囲気で過ごしやすい印象です。先生方も、一人ひとりの学生に対して熱心なサポートを行ってくださいます。
圓山さん言語聴覚士コースは、学生の数もあまり多くないため先生と学生の距離も近く、また同じ目的に向かって勉強しているためとても良い刺激を受けています。福祉社会学科ではボランティアをしたり、フィールドワークをしたりといろいろな経験をすることができるのでとても魅力的だと思います。
根本先生福祉社会学科では、年間を通して卒業生、先輩、後輩との交流企画やイベントなど多数用意しています。卒業生の方には就職、国家試験など内定・合格体験など大学に来てお話しただき、後輩のロールモデルとして貢献されています。在学中には学寮研修や文化祭をはじめ、学生主体の企画・イベントを通して、学生がリーダーシップを発揮する機会がたくさんあります。皆さんには積極的に参加して頂き、行動力や判断力を培い、リーダーシップを身に付け、充実した大学生活を送ってほしいです。
渡邉さん発達障害のある方とその家族に対する支援や、他の分野が広く学べる社会福祉士と、うつ病や依存症など精神障害に特化した勉強が出来る、精神保健福祉士の2つの資格を目指してソーシャルワークコースを選びました。
佐久間さん自分が福祉に関心を抱いた原点である、『障害を持った方々やその家族を支えたい』という思いがあったことで、ソーシャルワークコースの社会福祉士資格を選択しました。
特に障害児支援を深く学びたいと考えており、子どもに関する知識を得ておくべきと思ったことや、将来の選択肢の幅が広がると思ったことから、保育士資格も選択しました。
圓山さん高校2年生の時点で言語聴覚士を目指したいと思い大学を探し昭和女子大学へ入学しましたので、入学時に決めていました。社会福祉士と精神保健福祉士のように資格をダブルで取得することはできませんが、その分一つのことに集中できるのが良いと考え、言語聴覚士コースを選びました。
渡邉さん特に障害分野に興味があるので、1年次に受講した『障害者に対する支援と障害者自立支援制度』という授業が印象に残っています。
佐久間さん特に社会的養護に関心があります。2年生の春休みに児童養護施設に実習に行き、実際に社会的養護を要する子どもたちと関わったことで、今まで目を向けることが少なかった社会的養護についてもっと知りたいと思いました。
圓山さん私の関心がある分野は高次脳機能障害学と聴覚障害学の分野です。特に高次脳機能障害学は、授業を通して様々な症状があることを知りました。高次脳機能という、記憶や認知などの社会生活を営む上で大切な機能が障害されてしまうということを学び、もっと細かい部分や言語聴覚士としてかかわるうえで大切なことを学んでいきたいなと思います。
佐藤先生コースや資格を選ぶ時点で、明確な目標の下意欲的に学習しているようですね。ある事象の理解のためには、制度・政策や価値・理念、支援技術など様々な専門知識が必要です。1年次必修の「ソーシャルワークプロジェクト」で、コースや資格を越えて社会的課題の解決方法を考える体験が、視野を広げたり、むしろ専門分野への関心をより高めたりしているようです。これから実習が始まると、座学の知識と現場の実践が繋がって学びが深まり、また一段と成長されると思います。
渡邉さん私は、大学卒業後、福祉の専門性を活かして地元で公務員として働きたいと思っています。それは、この学科に入学して広く福祉を学ぶ中で、支援を必要とする人には、障害のある方に限らず、高齢者や児童など、私達を含め全ての人が該当すると分かったからです。大学生活の4年間で得た専門的な知識や様々な経験を、今度は地元に帰って活かすことが出来ればと今は考えています。
佐久間さんまだあまり具体的には決まっていませんが、児童養護施設で実習を経験したことで、子どもと関わる職業に就きたいと考えています。今後の実習で進路の希望が変わることがあるかもしれませんが、自分の軸をしっかり持って考えていきたいです。
圓山さん卒業後は言語聴覚士の資格を取得し、病院で働きたいと思っています。成人の患者さんを対象にリハビリテーションを行う言語聴覚士になれたら良いなと考えています。
川﨑先生本学科は4つの国家資格取得を目指すことができるため、資格取得を目的に入学される方が多いですね。授業や実習を通して社会福祉学の対象の広さや専門性の深さを実感し、内定者の話を聞く会や卒業生の話を聞く会で身近な先輩からも就職に向けてのヒントが得られますよ。最近は国家資格を活かした専門職や公務員としての就職が増えています。一方で、自己理解・他者理解が授業を通して身につくので、民間企業への就職も実績があります。
渡邉さん高校2年生の時に、発達障がいに関心を持ったことがきっかけです。資格取得のための勉強だけではなく、北欧福祉研修や昭和ボストンへの短期留学など、幅広く知識や経験を身に付ける事ができるという恵まれた環境に、強い魅力を感じました。