昭和女子大学
about the Department
of Psychology
心理学科について
Message from Department Chairperson
学科長メッセージ
昭和女子大学心理学科のホームページにようこそ。
昭和女子大学心理学科のホームページを訪れていただき、誠にありがとうございます。
本学心理学科の特徴を簡単にご紹介いたします。
■心理学ってなんだろう?
「心理学」はpsychologyの訳語で、明治期の初めに導入されました。こころの「理学」という意味です。「理学」は、今の言葉でいうと「科学」のことで、物事のしくみ、現象の法則を理論的に説明するために行う学問のことです。つまり「心理学」とは「こころを科学する」学問です。
■「こころを科学する」?
「こころを科学する」とはどういうことでしょうか?「こころ」は直接目で見たり、手に取ったりすることができません。しかし、皆さんは自分に「こころ」があることを知っており、人との関わりや日々の生活の中で自分の「こころ」が様々に変化することを感じています。そして自分以外の人にも「こころ」があることを知っています。
見えないけれど、確かに在る「こころ」のしくみや働きを調べるために心理学では様々な方法を取り入れてきました。実験法、観察法、質問紙法などです。これらの方法について、本学の心理学科では1年次から豊富な演習や実習を通じて順序立ててわかりやすく学ぶことのできるカリキュラムを用意しています。
■身近な疑問を解く
「私がこう感じるのはどうしてだろう? 」
「あの人はなぜあのような行動をするのか? 」
心理学の問いは私たちの日々の疑問と関連しています。これらの疑問を解いていくプロセスはとても楽しい経験です。本学の心理学科では、認知・発達・臨床・社会という心理学の幅広い領域を多くの教員でカバーしており、「こころ」を多面的に理解することに役立ちます。また卒業研究では、これらの幅広い領域の中から、学生一人ひとりが各自の問いを探求していくことができます。
■社会のニーズに応え、キャリアに活かす
探求して得た成果は社会の人々と共有し、社会の中で活かすことが大切だと考えています。そのため、地域や小中学校等で心理学的な課題に取り組む各種プロジェクトやボランティアを通じて、社会の中で心理学が果たす役割を体験的に学習することができる実践的な科目も設けています。
さらに、本学の心理学科では心理学を活かしたキャリア目標を意識し主体的な学びができるように「キャリア準備プログラム」を整えています。「心理支援基礎」、「生涯発達とコミュニティ」、「消費行動と心理調査」の3つのプログラムから自由に選択することができます。
ぜひ学科ホームページや学科ブログをご覧いただき、興味を持たれた方は、オープンキャンパスをお訪ねください。 お会いできることを楽しみにしております。
Learning across 4 Areas
4つの学び
こころが多様な側面をもつように、心理学にも様々な領域があります。
昭和女子大学の心理学科では、心理学の主要な4領域をすべて学ぶことができます。
Features
学科の特色
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心理学の基礎知識を学び、
人を理解する柔軟な”眼”を養うひとつの領域を知るだけでは、人のこころを適切に理解することはできません。あえてコースを設けず、「認知」「発達」「臨床」「社会」の4領域すべての基礎知識を学び、他者や自身をより深く柔軟に理解する〈眼〉を養い、人と関わるスキルを磨きます。
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将来のキャリア形成を見据えた
履修プログラム3年次以降も複数の領域の選択科目を並行して履修することが可能です。自分の将来の進路の見通しに合わせて、卒業後に社会で必要となる能力がバランス良く修得できるように、キャリア形成を見据えた履修計画を指導します。
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少人数のゼミ指導で、
専門領域を学ぶ意欲をサポート4領域を網羅する専任教員スタッフにより、学生の幅広い疑問に対して丁寧な指導を行います。また、3年次以降は少人数(原則10名以下)のゼミナール形式で指導し、学生一人ひとりの関心を把握して、学びの中心となる領域での専門性を高めます。
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大学から大学院までの一貫した
学習・研究環境さらに専門的な心理学の知識・技能を身につけたい学生は、学内推薦制度や一般入試を利用し、大学院への進学をめざすことができます。本学大学院心理学専攻臨床心理学講座において、公認心理師の科目取得により、国家資格「公認心理師」受験資格を取得できます。 また、大学院修了とともに臨床心理士受験資格が与えられる指定大学院です。
Policies and Prospective Students
ポリシー
アドミッション・ポリシー
昭和女子大学の教育目標と学位授与方針を理解し、将来、人と関わる活動や仕事を通じて社会に貢献しようと考えている人、そのために人のこころと行動を科学的に捉える心理学の様々な領域や視点を広く学ぶとともに、諸活動に積極的に参加して人と協調的に関わり、自己の見識や能力を高める努力をする意欲のある人を求めます。また、本学科の教育課程に従い学修する資質と能力を備えた入学者を受け入れます。そのために多様な入試方法で入学希望者を募集し、多面的、総合的に選抜します。
ディプロマ・ポリシー
心理学科は、人のこころと行動を科学的に捉える心理学のさまざまな領域を学び、社会に貢献しようとする意欲ある人を育成することを目的としています。そのために、所定の単位を修めたうえで、次の能力を備えた学生に卒業を認定して学位を授与します。
知識・技能
- 心理学の知識と技能を身につけ応用できる。
- 人と社会の諸問題に関心をもち、心理学を活かしてアプローチし、その解決に貢献できる。
自主・自律
- 諸問題の解決に向けて、自らが取り組むべき目標を見つけることができる。
- 目標達成に向けて、心理学の幅広い視点から、柔軟に取り組み続けることができる。
協働・調和
- 自己と他者の特性を理解し、自己を活かしつつ他者と協働できる。
カリキュラム・ポリシー
心理学科では、学位授与方針に掲げる能力を修得させるために、一般教養科目、外国語科目、専門教育科目、文化講座を体系的に編成します。専門教育科目は特定分野に偏らない心理学的知識・視点と、対応する技術スキルの習得を目的としています。教育内容、教育方法、評価について以下のように定めます。
教育内容
- 一般教養科目では、4年間の学びの指針となる「実践倫理」「キャリアデザイン入門」および「日本語基礎」を置き、さらに社会・文化・自然に対する理解を深め、多角的な視点を養う科目群を編成します。
- 外国語科目では、英語と他主要外国語及び日本語(留学生用)を習熟度別に配置します。
- 幅広い教養を身につけ、学際的な視点を養うために、学部の共通科目を配置します。
- 専門教育では、心理学の主要な分野を網羅する基礎的科目と充実した応用的科目を開講します。体系的に無理なく学修できるよう、1・2年次に必修の基礎的科目を、2年次以上に選択必修の応用的科目を配置します。
- 心理学に関する授業科目を、概論、方法論、発達心理学分野・社会心理学分野・認知心理学分野・臨床心理学分野の4分野にわたる各論、演習(ゼミナール)、実践科目の5グループで構成します。
- 卒業論文作成を目標としたゼミナール形式の科目を開講します。3年次以上のゼミは少人数で運営し、各自の関心あるテーマで卒業論文をまとめることができるよう、ゼミ担当教員が研究指導を行います。
- 公認心理師資格取得に対応した科目を開設します。
- キャリア教育を推進するため、キャリア・コア科目とインターンシップを開設します。
- 自己確立や創造力の育成、多様な文化の理解を深めるため、国内外の研究者や文化人、芸術家による講演やコンサートを「文化講座」として開講し、毎年所定回数の受講を必修とします。
- 自主性や協調性、奉仕の精神を養うため、1年次から3年次において、一定期間の宿泊研修への参加を必修とします。
- 昭和ボストンでの各種留学プログラムをはじめ、さまざまな協定校留学・海外研修プログラムを開設し、国際的な視野を広げる機会を設けます。
教育方法
- 各科目を履修することによって身につく能力を示したカリキュラムマップやポートフォリオに基づき、卒業後に社会で必要となる基本的な力と心理学の知識・技能をバランス良く習得できるよう指導します。
- 大学院への進学を含めた将来の進路選択・キャリア形成を見据えた履修計画を立てられるよう、キャリア目標と対応する科目群をキャリア準備プログラムとして指定し、所定の科目を修得した者にはプログラム修了証を授与します。
- 各科目の期中において、リアクションペーパー、課題、レポート、試験等を課し、フィードバックに努めます。
- 能動的学習の充実のため、アクティブ・ラーニング、プロジェクト・ベースド・ラーニング等の体験型学習を積極的に取り入れます。実験・実習・演習科目はもちろんのこと、講義科目の中でも体験型学習を取り入れます。さらに、地域と協働して課題に体験的に取り組むコミュニティ・サービスラーニングや心理学総合演習の科目を開設します。
学修成果の評価
- 学位授与の方針で掲げた能力到達確認は、卒業要件充足の把握によって行います。
- 学生の評価は、①各科目の成績評価、②卒業論文に対する評価によって行います。
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キャリアデザイン・ポリシー
心理学の知識と技能を身につけ、人と社会を取り巻く現実の諸問題に心理学を活かしてアプローチできる、次のような人材を育成します。
- 発達過程における心理的変化や多様な個人の心理的特徴への理解を踏まえて、さまざまな立場や年齢の人と円滑なコミュニケーションがとれる。
- 人の認識と行動についての知識と心理学的実験や調査のスキルを用いて、製品やシステムのデザインに有効な情報を提供できる。
- 社会調査のスキルを用いて、消費者ニーズを統計的に把握し、新商品の企画や合理的な販売戦略についての情報を提供できる。
- 対人上・組織上の課題に対して、心理テストや心理トレーニングなどの技法を用いた有効な解決法を提案・実行し、社員教育などに貢献できる。
- 心理支援の必要な人や組織に対して、心理的アセスメントや支援法の知識と技能を活かした援助を行うことができる。