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interview
現代教養学科:村井明日香先生
村井明日香
現代教養学科
准教授
掲載日:2023.06.29
昭和学報:教員紹介より
現代教養学科
准教授
掲載日:2023.06.29
昭和学報:教員紹介より
2023年度から、現代教養学科に2名の先生が新たに加わりました。そこで、新任の一人である村井明日香准教授にインタビューをしました。テレビ番組制作の経験を踏まえてメディア論を中心に教えつつ、研究を進め、ゼミも担当しています。
《 担当している授業 》
メディア・コミュニケーション論
メディア理論
マスメディアと現代社会
社会経済統計
メディアの内側にいた経験者としての知識を活かして、主にメディアに関する授業を担当しています。社会調査士の資格を習得するために必要な統計学なども担当しています。
《 担当している授業 》
メディア・コミュニケーション論
メディア理論
マスメディアと現代社会
社会経済統計
メディアの内側にいた経験者としての知識を活かして、主にメディアに関する授業を担当しています。社会調査士の資格を習得するために必要な統計学なども担当しています。
メディア理論、メディア・コミュニケーション論など、メディアに関する授業を担当されています。授業を通じて、学生にどのようなことを伝えたいですか。
今メディアは大きな変化の時期にあります。中でも、私が仕事をしてきた、マスメディアは、インターネット上のコンテンツの一つとして新たな時代を迎えようとしています。マスメディアはこれまで批判を受けることもありましたが、学生の皆さんには、そうした過去の事例から学び、今後どのようなメディアを創っていくべきかを建設的に考えていけるようになってもらえたら嬉しいと思っています。将来メディアに関する仕事を目指す人だけでなく、メディアの受け手としてもしっかりとメディアを育てていける人になってもらえたら嬉しいと思っています。
昭和女子大学に所属されるまでの経緯(経歴)を教えてください。
大学を卒業し、はじめはテレビの制作会社に入社しました。その後フリーランスになり、合計で約17年間テレビ番組の制作をしていましたが、仕事をする中で「テレビ番組の制作者とテレビの視聴者って随分テレビ観が違うんだ」ということに関心をもち、勉強したいと思うようになりました。
そこで、大学院の修士課程に入学し、テレビに関する勉強をしてきました。その後もう一度現場に戻り、大学で非常勤でメディアに関する授業をしながらテレビ番組のディレクターをしていましたが、教えることを本業にしたいと思い、博士号をとって昭和女子大学にきました。
そこで、大学院の修士課程に入学し、テレビに関する勉強をしてきました。その後もう一度現場に戻り、大学で非常勤でメディアに関する授業をしながらテレビ番組のディレクターをしていましたが、教えることを本業にしたいと思い、博士号をとって昭和女子大学にきました。
ディレクターとして、どのような番組を制作されたのですか?
2013年までディレクターとして、フジテレビの「ザ・ノンフィクション」やテレビ東京の「カンブリア宮殿」など、主に報道番組、情報番組、ドキュメンタリー番組を制作してきました。その後は番組のリサーチや、テレビ番組以外の動画制作に携わりました。テレビ番組のディレクターを辞めたつもりはなく、夫がイギリスに転勤になり、私は半年日本、半年イギリスという生活になり、子育てや博士論文の執筆などで、結果的にテレビの仕事ができなかったという感じです
夫のイギリス赴任中、日本の大学の非常勤の仕事を大事にしたかったので、その期間は日本にいるという選択をしていました。一方、イギリスは世界的にメディア・リテラシー教育の先進国とされており、ロンドン大学の著名な先生方と交流したり、イギリスのメディア・リテラシー教育について伺ったり、研究活動をしていました。
夫のイギリス赴任中、日本の大学の非常勤の仕事を大事にしたかったので、その期間は日本にいるという選択をしていました。一方、イギリスは世界的にメディア・リテラシー教育の先進国とされており、ロンドン大学の著名な先生方と交流したり、イギリスのメディア・リテラシー教育について伺ったり、研究活動をしていました。
メディアについて、どのようなテーマを研究しているのですか。
2つあります。1つは、テレビ番組の制作者と視聴者のテレビ観の違いがどんなものなのか。その違いをお互い理解するためのメディア・リテラシー教育がどんなものなのかを研究しています。
もう1つは、スマホなどで動画を使って伝えたいことを伝える能力の構成要素は何か、また、その能力を育成するにはどのようなことを教えたらよいか、ということを研究しています。
もう1つは、スマホなどで動画を使って伝えたいことを伝える能力の構成要素は何か、また、その能力を育成するにはどのようなことを教えたらよいか、ということを研究しています。
他大学を経て昭和女子大学に来られ、学生にどのような印象を抱きましたか。
「真面目」です。また学校の授業や活動に積極的だと感じました。学校によっては全然登校しない学生もいますが、そういう感じの大学ではないと思います。先生も学生のニーズに応える活動を考え、学生もそれを楽しんでいるのですごくいい大学です。
専門的な授業を行う上で、気にかけていることはありますか。
1つの事柄をより深く理解するためにどのような活動をしたらよいのかをいつも考えています。私の授業では単に講義をするのではなく、ワークシートを用いた活動などを多く取り入れています。もっと深く学べるのではないかと思うからです。また、どんなテーマで話し合いをしたらもっと深い学びができるかなども考えて授業を行っています。
学生に向けて一言お願いします。
恵まれた良い大学に入学されていると感じます。様々な活動をする機会がある大学なので、これを最大限生かして、やりたいことを全部やりつくしたと思えるような4年間を過ごしてほしいです。
<インタビューを終えて>
学生からみても、大学全体でイベントがたくさんあり、学生主体で動くことも多いと感じます。私も先生の授業を受けていますが、話し合いの時間が多いのが印象的です(話を聞いているだけだと集中力が切れちゃうので)。村井先生は、臨機応変に対応する必要があるメディアの現場で仕事をされてきたことが伝わってきます。メディアの知識が豊富で、ゼミも持っていて、これからさらに学ぶのが楽しみです。
学報委員 加藤愛歩
現代教養学科2年。本が好き。サスペンス小説がマイブーム。