在学生インタビュー


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国際学部
英語コミュニケーション学科

K・H さん


大手電子機器メーカー(ビジネス職) 内定
(出身高校:私立 京都女子高等学校)

OUTLINE
在学中、大学の自治を担う「学友会」執行部会長としてキッチンカー導入システムを立ち上げるなど、精力的に活動。ボストンへの1年間の留学やプロジェクト活動と、多くの経験を積んで新たなステージへすすむHさんにお話しを聞きました。

たくさんの機会に恵まれ経験を積んだ学生生活

「留学に行ける女子大」が昭和女子大学だった


中学から女子校育ち。女子校は一人ひとりがありのままに過ごせるとても快適な環境だと感じていたため、大学も同じような環境に行きたいと思っていました。
特に、昭和女子大学国際学部は留学が必須。教員免許が取れる学科であったことと(教員資格取得も考えていました)、当時は翻訳業にも興味があったので、英語に特化して学びたいという気持ちが強く、英語コミュニケーション学科を選びました。
学科での学びは本当に充実していました。特に2年次に行った昭和ボストンでの1年間の留学では、英語力が伸びたのはもちろんですが、何よりも積極的に取り組む力や度胸がついたと思っています。
ボストンではとにかくのびのびと生活しながら勉学に励んでいましたが、課外の時間には、中高時代に行っていた茶道の経験を活かして、昭和ボストンを訪れてくださる方向けにお茶会を開いたりもしました。現地の方に英語で説明して茶道を経験してもらうのですが、この会を定期的に開催していたところ、ボストン市内のお店で茶道のワークショップを開催する機会をいただくことに!またとない機会で、沢山の経験値を得ることができたと思っています。
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現地の大学生向けに茶道のデモンストレーションを行うHさん

学友会執行部での会長経験とプロジェクト参加

昭和女子大学の学友会は、学生の総意を反映・実現し学園生活の向上発展を目指す団体です。いわゆる学生の自治活動で、大学教職員と協力しながら大学をより良くできるよう取り組んできました。中高時代、生徒会に入っていた友人が学校のために貢献している姿を頼もしく感じていて、大学でやってみようと思ったことがきっかけです。
1年次から参加して、3年次には会長として活動しました。学生支援課職員の方々の手厚い協力もありながら、昼食時に食事を販売するキッチンカーを導入するシステムを初めて作ったり、学内での夏祭りを企画・運営して約1,500人の来場を達成するなど、様々な面で活動しました。学友会活動では様々な意見を持つ人たちの先頭に立つ難しさを痛感しましたが、ここで身につけた傾聴力は社会に出てからもきっと役に立つのではと思っています。
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約1,500人が訪れた夏祭りを運営する様子
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学友会執行部での活動の様子
学友会のほかには、入学直後に、現代ビジネス研究所の研究助成金採択プロジェクトである「地域の加工技術とグローバル優位性(金沢の地場産業調査)」プロジェクトに参加。まだコロナ禍の時期でもあったので、現地に行くことは叶いませんでしたが、東京にある金沢の伝統工芸品を扱うお店を訪問しヒアリングを行ったり、活動範囲が限られる中でも色々な方のお話しを伺うことができました。


私のキャリアデザイン

活動遍歴

インターンシップ参加企業3社(すべて1DAYのもの)
説明会参加企業20社ほど(合同企業説明会での参加を含めると50社程度)
エントリー企業16社
学内面談6回(面談以外でも職員とは密にコミュニケーションを取っていました)

「社会」を知るきっかけとなった就職活動

3年次の冬頃から本格的に就職活動をスタート。それまでも、教職課程を履修している友人が早くから民間就活のことを考えていたり、留学中、土地が変わっても変わらずモノがあることに気づいて「物流」に興味を持ったりと、漠然と進路を考えることはありましたが、学内活動を優先したためこの時期のスタートとなりました。
選考があるインターンシップは全て落ちてしまい、結果として参加できたインターンシップは 1DAYインターンシップの3社だけ。志望度が高い企業のインターンシップには2回も不合格となってしまいましたが、その後採用本選考を受けて内定をいただけたので、インターンシップに参加できなかったからと言って本選考に影響するわけではないのだなと実感しています。

第1志望の企業(内定先)は、昭和女子大学のOGがいなかったため、いわゆるOG訪問は行いませんでした。しかし、何も知らずに選考を受けることはできないと思い、他大学の友人を通じて社員の方を紹介していただきお話しを伺うなど、積極的に行動しましたね。

選考準備では、キャリア支援センターも活用しました。
キャリア支援センターの面談ではES添削、模擬面接練習など様々なことができますが、利用して良かったと思える理由は、「大人(社会人)目線の考え方・意見を知ることができた」という点に尽きると思います。就職活動では、ついつい学生目線でものを考えてしまいがちなのですが、キャリア支援センターの面談でアドバイスをいただくことで、つど軌道修正ができました。親身に相談に乗ってくれた職員の方のおかげで今の内定につながったと言えるほど、心から感謝しています。

就活での成功と教訓

自分でも良かったなと思うことは、業界を絞り過ぎず、様々な企業の説明会に参加したことです。先輩から、「最初から業界を絞り過ぎるのはお勧めしない」と言われていたので、そのアドバイスを素直に受け入れたのですが、結果として自分の選択肢をどんどん広げることができたと思っています。
あとは、勢いに任せたこと。「自分なんか」と思わずに、どんな有名企業でも勢いでエントリーしました(笑) もしあの時躊躇してしまっていたら、別の道に進んでいたんだろうなあと思うと、自分の可能性を広げるためにも、深く考えず実行していったことが案外良かったのだなと思います。

私は、自身の就職活動に後悔はありませんが、もしもう一度やり直すとしたら、「自分の先入観をなくすべき」と考えます。想像だけで憧れの業界を見たり、ある職種を毛嫌いしたり…自分の先入観で選択するのではなく、しっかりと調べて根拠を以て選択していくことが大事だと感じました。

目指すのは信頼される人材

私は、ハイレベルな環境で高いスキルを身につけたいと考えています。内定企業にはそれを十分に叶えられる環境が揃っていると思っています。私は、割としゃきしゃきしていて何事にも挑戦していきたい性格だと思っているのですが、選考中から、この企業なら自分の強みが最大限に発揮できると感じていました。社会人としてのマナーはもちろんですが、時間を効率的に使う技術を身に着け、営業の経験を積んでスキルを磨き、周りからも信頼される人材になりたいと思っています。そして、プライベートと仕事の両立もできる人になりたいですね。

後輩へのメッセージ

就職活動はゴールではなく、人生の通過点でしかないので、あまり自分を追い込まないこと。この時期から活動を始めないといけないという決まりもないので、自分のタイミングを大事にしてほしいです。
そして、何よりも学生生活を充実させるために、とにかく様々なことに挑戦してほしいと思います。自分の考えをきちんと持って考えられることが大切なので、そのためにも色々な経験値を積んでおくことは就活だけでなく、人生においても役に立つと思います。

(取材日:2024年7月11日)