【短期】東南アジア歴史演習（歴史文化学科　大川さん）◆ベトナム

ベトナムの大学でベトナム語と文化を学ぶ

滞在したホテルから学校へは徒歩で向かいました。バイクが多いせいか空気が悪く、私たちは現地で買った可愛いマスクをつけて登下校しました。

本人好みのベトナム料理を堪能

ベトナムの食事はどれもこれも美味しかったです！　野菜が豊富に使われているし、味も日本人好みだと感じました。朝食は毎日フォーを食べましたが、さっぱりと美味しいので全く飽きませんでした。
学生街の露店に売られていた肉まんによく似た「バインバオ」が私の一番のお気に入りでした。
パクチーや牛肉が入ったサンドイッチのような「バインミー」もお昼の定番でした。



ハロン湾へ向かう船の中ではカニやエビを豊富に使ったおいしい料理が出ました。
世界自然遺産に向かう船の中での昼食はまた格別でした。
それと、ベトナムのコーヒーは日本のカフェで出てくるコーヒーよりもとても濃く、飲むと心臓がドキドキしました。

ベトナムを五感で感じる

ベトナム国家大学ハノイの日本学科の学生と交流する機会がもてたのも貴重な体験となりました。
みんな日本語を話すことができ、旧市街など各地を案内してくれました。
自由行動の日にも小さな観光バスに乗ってベトナムのカラフルな街並みを楽しみました。
お土産屋さんの店先では「値切り」に挑戦したり、おまけをつけてもらったりしました。
みんなでフルーツ盛りだくさんのスイーツを道端の椅子に座って食べながら、「ああ、テレビでよく見る東南アジアだ…！」と感動に浸りました。



ベトナムで有名な人形劇を鑑賞する機会にも恵まれました。ベトナムらしい個性的な人形がきれいな歌と音楽にのって動き、ベトナムの古い時代の暮らしや伝説を表現していました。
言葉はわからなくてもとても面白かったです。

今も尊敬され続ける建国の父

私にとって一番印象的だったのは、ホーチミン廟です。ホーチミン廟とは、ベトナムの首都ハノイにある、同国建国の父、ホーチミン主席の遺体が安置されている施設です。ピリピリとしたムードさえ漂う厳重な警備で、私語や立ち止まることさえ許されない場所でした。
 
ホーチミンの遺体は防腐処理が施され、ガラスケースのなかに安置されていました。暗く静かな空間のなか彼はまるで眠っているかのようで、少し微笑んでいるように見える表情に慈愛を感じました。
ベトナム国民からの尊敬・崇拝の念を感じ、日本人である私にも敬愛の気持ちが芽生えました。

最終日

最終日には歴文の菊池先生がベトナム国家大学ハノイにて「学術功労賞」を受けられ、幸運なことにその受賞パーティーに同席することができました。
長年の学術交流の貢献に対しての受賞パーティーでは豪華なベトナム料理が用意されていて、最終日までベトナムの伝統的な料理を楽しみました。



日本とベトナムの関係は、これからさらに深まっていくはず。
自分自身が行ってみないとその国の本当の姿を知ることは出来ません。
現地に降りたって両国の違いや似ている点を肌で感じてみるのも良いと思います。
 
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