古事記には百余首の歌謡が載せられています。それらは必ずしも地の文との整合性を有するとはいえませんが、登場人物の心情を表出し、物語における時間や空間を重層させて、散文では表現し得ない働きをしています。物語における歌謡の役割について研究しています。
万葉集は日本に現存する最古の和歌集ですが、昔の人が詠んだ歌でも、学んでみると今の私たちに通ずる点が多くあることに驚きました。感情や情景を様々なことばで表現する和歌に触れてみませんか?
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戦後の小説、マンガの研究をしています。小説では三島由紀夫、北杜夫、大江健三郎、中上健次、村上春樹など、マンガでは手塚治虫、藤子不二雄、石ノ森章太郎、梶原一騎などの作品を通して、戦後から現在に至るまでの価値観の変遷を読み解いています。
戦後日本の文学と文化の、海外との繋がりを楽しく学べます。授業の最後には意見や感想を書いて提出しますが、それに対し先生からのフィードバックがあります。受身の授業ではなく、自分の力で作品に対する考えを掘り下げることができる授業です。
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